10Rフォーメーション3連単9、7→9、7、10、11→ 

            9、7、10、11、6、8、1     (30点)

最近の開催初日の傾向は逃げ馬が苦戦だが、道悪競馬になるとやはり13大井のように前々有利に変身する。スローの競馬が多いB3、C1の千八。自在型のローレンがとりこぼすなら前残り。

ローレンスペクターは前走でふっ切れるかどうか。試練は続いている。B3とはいえ、C1上がりと3歳格付け初戦の馬が人気上位。加えてレースがスローの瞬発力勝負では、時計決着の課題は残ったままだろう。すべて掲示板確保の安定性のわりに通算(2621)という勝ち味の遅さ。千七以上の外コースがベスト距離だけが頼りになる。道悪は未知数。

気性先行で乗り方が難しいが、(4120)の鞍上に戻ればジュエルシャネルが侮れない。意外に良績を残す千八は(0120)。テンセイフジを抑えたロジータ記念3着からも、自分の形になればB3相手に無様な競馬にはならないだろう。十中八九、一人旅になる同型不在のメンバー構成。牝馬重賞ラインに乗るには、ここで期待どおりの結果を残したい。逃げベスト。

スズノトウコンは叩き2戦目でガラリと変わった上がり馬。JRA在籍時に船橋交流で1、2着がベルモントギルダージャイロボールのハイレベルなB2で4着。公営の砂巧者がようやく水に慣れたという近況だろう。前2走は上がり競馬で時計こそ平凡だが、軽く仕掛けるだけで反応する瞬発力、父似の迫力十分な馬体はB3も軽くクリアできる感触がある。

カミノサイレンスは決まって置かれるズブさで外コースベストのイメージが強いが、大井千八に若干の苦手意識。3、8、4、6、3、4着は初経験だった初戦を除けば、ムラがある時計で1分55秒前半がギリギリのスピード。道悪も稍重に近い重馬場で限界になっている。一瞬の脚を生かせる内千六向きのマイラー。条件悪化。

ダイワリビエラは徹底したマイル路線から久しぶりに千八挑戦になる。追わせるタイプの馬に的場文騎手は理想どおりだったが、それ以上にズブさ先行で名手でもお手上げ状態。行きっぷりそのものが悪い千六から距離延長でどれだけスムーズに折り合えるか。千八(0008)からもまずはきっかけから。

スパロウホークは反応が今ひとつのレースぶりに変わりない。前走は自身の時計で走っただけの0秒3差。1分54秒台が要求される格上げ戦では強気になれない。道悪歓迎で馬場悪化を願うだけ。

千八2着の実績はあるが、ホクテンウエリーは1分54秒台の決着になるとパワー、スタミナ不足が否めない。実績、脚の短い体型から短距離ベストのスピード馬というイメージが強すぎる。ひたすら混戦待ち。