11R 馬単 12→7、9、4、11、1、15

ワイド 12-7、9、4、8

 

 

牡馬に比べて牝馬はレベルダウン。確たる中心馬が不在では展開ひとつ。

 

クリストサファイアの前走はスタートの時点で終わった。軽く5馬身はロスした大出遅れ。完全にリズムが狂った中でのレースで1分42秒台がマークできれば、改めて能力の高さを証明できた。今年の雲取賞は超がつくハイレベル。道営3勝の実績が色あせることはない。

 

ビーフレグラントはデビュー戦で2秒2もち切る圧勝劇。キンカップを問題にしなかった絶対スピード、兄にコンサートボーイなら公営の深い砂で生きるはずだが、追い切りの動きは前足を突っ張って明らかに芝の走り方。良化には時間がかかりそう。

 

バロンドールは相手なりに走れる安定株。時計勝負に課題を残すが流れに左右されないレース巧者は牝馬同士なら勝機も浮かぶ。

 

コスモピュアソウルにとってあまりにも展開面で恵まれそうだ。同型不在、テンの速さからも楽々ハナへ立てるメンバー構成。4つのコーナーがあればスタミナ不安も心配しなくていいだろう。前走はまったく追わないで1分14秒5のスピードは魅力十分。

 

アウスレーゼは転入初戦を持ったままのひとマクりで圧倒。さすが全日本2歳優駿5着のダイヤサンディに前々走で0秒6差の実力馬。単純比較で牝馬同士の南関東馬相手なら間違いなく上位争いになる。豊富なキャリアで距離不問。時計勝負だけが課題になる。

 

テンセイフジはスタートが安定しない弱み。3走前の大井千六でも4角では完全にギブアップ状態の置かれ方で上がり38秒3。結果オーライの内容だが人気を背負って同じような乗り方はできないだろう。自力で動くと末脚案外。

 

シンデレラジョウはポケットから絶好の展開だったが追って案外。最後の最後で(0411)の戦績どおりのジリっぽさが出た。それでもどんな流れでも大崩れのないレース巧者であることは間違いなく、久しぶりの良馬場で反発期待。

 

スコーピオンリジイは混戦に強い牝馬ということ。直線までじっくり乗れる気楽な人気薄でこそ、渋太さが発揮できるのだろう。自ら動いてモロさが出た前2走から人気になればなるほど危険信号。