1、7、11
千六得意な馬が揃って人気ほど能力の開きはない。雨の降り方次第で時計も大幅に速くなることも十分に考えられる。前々有利。
アイノペンタイアの前走はすべてにはまった勝ち馬が一枚上だった。前日のTCK女王杯が1分52秒7。時計比較でもB1としてはハイレベル。逃げ馬が勝ったレースの上がりが38秒3ではいくら豪脚のタイプとしても厳しいレースだろう。千八(3310)に対して内千六ではどうしても信頼性が低くなるが、9戦続けて連対中で3走前に1分40秒台をマークしている絶対スピードを改めて注目。480㌔台はキープしたい。
ケイアイベガスは前走で凡走といえどもケージーチカラにハナ差の3着。さすが中央デビュー勝ちを含む4勝の実力馬。1年以上の休みはもはや関係ないという勢いがある。先行力さえ戻れば前2走のように安定味十分のレース内容。順調に使えればオープン予備軍として期待できる。課題はやや行きっぷりが悪くなる道中の手応え。最内枠でモマれてどうか。
課題だった時計勝負もクリアして文字通りピークのレースぶり。セイワクリスタルは一気にA級入りにリーチとなった。転厩後(5111)。負けた3戦も0秒5差、同タイム、0秒4差の完璧な実績。安定したスタートに自在に動けるレースセンスで、とにかく短距離戦では死角らしい死角がない。前走がB1としてはもの足りないメンバーだけにひとまずクラスの壁も覚悟だが、1分40秒前半の決着ならば展開ひとつ。
去年の春がピークで現状では入着ラインで一進一退。時計決着では4角ですでに勝負が決まってしまうマルカカイゼルは一戦ごとが正念場となっている。ますますズブくなって内コースではさらに置かれる不安。エースに乗り替わりは魅力だったが、昨日の落馬負傷で乗り替わり濃厚。妙味は薄れた。
好調が長続きしないロックボトムは久しぶりの距離短縮が刺激となるかどうかだけ。ひと雨で軽い馬場が好走条件。3走前にアイノペンタイアに0秒5差、前走でタカオライアンに0秒4差ならば穴馬候補。