11R 馬複 9-2、8、6

 

 

B2で再三連対ある馬がどうにもパンチ不足。上がり馬のレースインパクトは軽くB2通過点だけに力の差は歴然だろう。ごく普通に人気上位の争い。

 

連勝馬のダイナナキセキは文字通り本格化した。課題だった距離をクリアしてまさにピークを迎えた6歳馬。休養明けはC3、そこから一気に8戦連続連対でB2まで昇りつめた。勝ちっぷりに迫力さえ感じさせる豪快なレースぶりで6連勝中。直一気の不器用なタイプから一変して流れに左右されない自在型に変身。昔とは雲泥の差があるほど馬が成長している。相手は手ごろだ。

 

インターセフォーは通算(6311)。惨敗した重賞を除けばほぼパーフェクトで、千二から千七までの持ち時計はすべてハイレベル。天性のスピード、レースセンス、瞬発力の3拍子揃った素質馬で、成績どおりの安定したレースぶりは軸馬として最適だろう。千八は若干マイナスだが充実度で上をいく。

 

モノスゴイは前走で明らかに距離が短い千二2着。スタートを決めて前々で攻められたのは大きな収穫だが、千八は(0213)でいい脚が長続きしない条件。加えて軽く時計面で壁に当たっている。得意の道悪競馬頼り。ひと雨ほしい。

 

ドントコイタカトモは差す脚が固まっているかどうかだけ。極端な競馬しかできない不器用さですべては展開次第となる。体型的にも本質は千六前後がベストのマイラー。さらに距離延長ではプラスはない。ひたすら混戦待ち。

 

アオイダイモンは入着ラインで一進一退。すでに戦力的には平行線で昨年17戦して連対したのが1戦だけ。スタートも決まらない爆弾を抱えては狙うならワイドが限界だろう。

 

デビューノオドリコは短距離に良績集中のスピード馬。母アクアライデンという魅力な材料はあっても転厩初戦の休み明け、初コース、気持ち長めの距離の三重苦ではセオリーどおりまずひと叩き。