11R 馬複 4-5、2、11   ワイド 4-5、10、7

 

 

三日目は雨でサバイバルレースの馬場状態。ち切れるレースが多く、勝負どころで集中力が切れるとアッという間に置かれてしまう。器用さよりもパワー型が有利。

 

ヤスミダブリンが面白い存在になった。軽ハンデとしても前走はベルモントストームナイキゲルマンに先着。相変わらず4角大外からの差し比べという不器用さでの結果なら上々の内容だ。不発もある爆発力だが、エンジンがかかれば重賞連対経験の末脚はまさしく混戦、道悪競馬向き。この距離3度目で2分5秒台がみえてきた。

 

ケージーチカラに転入当初と同じような評価はできない。前走は初の左回りとしてもまったく流れに乗れなかった内容は体調、条件以上に能力の差が感じられた。連勝時は勝負どころで置かれるズブいタイプでもなんとかついていけた流れ。相手が上がるたびに課題となっている悪癖は準オープンとなると通用しないということだろう。前々走で鞍上が逃げの奇襲策に出たことも力不足の証でもある。まずはリズムを取り戻したい。

 

アイノペンタイアが急失速した。スローに近い流れで道中手が動く行きっぷりの悪さ。未知の1分39秒台も応えてなんとか粘り込んだ程度の3着で実質は着差、時計以上の開きを感じさせる敗戦だった。結果的に忙しすぎる千六が合わなくなってきたということか。外コースでじっくり折り合って変わり身が期待できるが、厚みある馬体で外二千の距離延長にプラスはない。ここは評価を下げた。

 

シルクビートは早熟タイプとしての評価からは脱皮したが、千六ベストのマイラーの評価に変わりはなかった。5走前の千八快勝は鞍上がインをすくって、まったくロスのない乗り方で好プレーがすべて。距離が延びるにつれていい脚が長続きしなくなっている。混戦で入着級。

 

ティーケーツヨシはますますズブくなって、地元千六はどうしても4角ギブアップの位置どりでは近走の不振も仕方ない結果だろう。右回りOKで二千(1111)。戸塚記念を勝ったゲンのいい距離が刺激となる。

 

コマノブリザードは年齢的にも以前の爆発力を望むのは酷。前走で自己ベストだが一戦だけでは評価は上がらない。混戦でワイドまで。

 

バトルウインロードはゆっくりと下り坂。年齢的にも劇的な変化は望めなくなった。同じく8歳馬のリワードフォコンは前走をどうとるか。メンバー最速の上がり時計だが、必要以上に置かれすぎて単純に時計短縮が計算できない。ブルーオオマサの前走2着は内千六だからこそ。気性先行で決まって掛かるレース下手。一気に距離延長で再びトンネルに逆戻り。