11R 3連単1着BOX 1→5、6、7、9

 

 

手ごろな頭数で紛れはない。馬場状態、流れから前々有利はこのレースも例外ではないだろう。持ち時計不足でも上昇度で4歳馬に注目。

 

ホクトアサティスの前走は勝てるレースをとりこぼした。道中超スローの流れ、ポケットで抜群の手応えで追い出したが、鞍上があまりにもラチ沿いにこだわり続けて前が壁。直線勝負の上がり競馬では致命的なロスだったが、前が開いてエンジンがかかると勝ち馬を凌ぐ瞬発力。地力だけで2着を死守した。4角マクり気味に動けば2、3馬身はち切っていたレース。時計不足は上昇度でカバー。

 

シャドウスナイパーの充実ぶりは目を見張る。ひと息入れてリズムが完全に狂ったが、置かれ癖があったズブさも近走はまったくみせず、スムーズな追走のレースぶり。苦手な内コースで結果を残せば完全復活と断言できる。とりわけ前々走でベルモントファラオに急追した上がり36秒4の瞬発力は出色。連続1分53秒台の安定したスピードがあれば崩れることはない。

 

サンキョウチャイナは黒潮盃でも0秒7差の着差。前々走でジャパンダートD以来の1秒以上の惨敗だったが、鞍上はエースからの乗り替わりでもきっちりと軌道修正してきた。千六1分40秒0は標準レベルとしても、骨っぽい相手を4角ひとマクりで完封すれば中身は濃い。すでにB級卒業は目前。課題は距離千八だけ。1分53秒前半の決着となるとスピード負けを覚悟。

 

セイントグリーンは好走パターンが内枠オンリーからは脱却しつつあるが、それでもいい脚は一瞬だけの決め手のなさ。時計面の限界も近づいて、ますます八方ふさがりになってきた。ズブくなっている近況から、間隔が開くのはマイナスになる。

 

ズブさがネックのワイエスアピールはまずひと叩き。シーサーハーンはまだまだ絞り切れない。カネショウアルプスの前走は直線ヨーイドンの上がり競馬。再びB1でのパワー勝負となると手も足も出ない。