12R 馬単BOX8、9、101112

 

 

四日目の馬場はまさに激変した。C3で千六1分40秒6の超高速決着。予報では夕方前から雨だったがメイン前でようやく降り出す遅さ。それまでに馬場が乾いて前が止まらぬ状態になってしまった。一日中風が強い予報なら乾き始めで昨日と同じような馬場だろう。時計優先、前々有利だ。

 

積極的な騎手が乗ってもテンの鈍さでハナを切れなかったクリダンサスはまだ見切れない。1分41秒台を連発で、現実に昨年4連勝のスピード馬。馬体のハリ、バランスなどは悪くないだけに精神面だけのスランプだろう。ハナ切れば変わる余地は十分。チークPの小細工頼り。

 

バトルマジックランは逃げ差し自在のレース巧者。前走は素質馬の一瞬の切れで惜敗だが、絶対的な自信の大井千六(2543)。惨敗のレースはいずれも外枠と敗因ははっきり。どんな流れにも対応できればごく普通にワイドは外さない。じっくり折り合い重視。

 

穴ならセイエイフクアリだ。千六は2、1、3、7、2、2着で持ち時計以上の強さ。安定味十分のマイラーで、筋肉質の好馬体は見るからに好調期。休み前はB3通用の手応えのあった実力馬が久しぶりの千六で大駆け可能だろう。

 

ピエールマドンナの前走は試走と納得。ひと息後で初距離の千八では見せ場もないのも仕方ない結果だろう。なにより減っていた馬体が回復して見た目ふっくら。激戦の疲れがとれれば再び連勝街道に突入か。得意の距離、常に1分41秒台のスピードは抜群の安定度。

 

ニシノコマンドは上々の試運転での登場だが、鞍上の性格から叩き2戦目でゴーサインはないか。内千六では置かれる不安だが、相変わらず追い切りは動いている。

 

ウエノマルタロベエは9戦続けて掲示板確保。なかなか勝ち切れないが千七以上は(0004)の距離適性で前走は0秒2差なら、少なからず地力強化は確か。混戦向き。

 

サウスサスピションの前走は必要以上に置かれたことも確かだが、上がり40秒台の末脚は不満が残る内容になった。時計も苦手な道悪競馬以外では久しぶりの1分43秒台。連戦の疲れがいよいよ出たか。いずれにしても良馬場限定タイプ。

 

カネショウクィーンの前走は同日のC2勝ち時計と0秒6差だけの低レベル。2着以下の馬が次走で結果が出ていないことからもすべてに恵まれた一戦と評価。苦戦覚悟。

 

追わせる騎手にピタリはまったスピードウインはエース負傷で再び厳しくなった。もとよりエンジンのかかりが遅いストレッチランナーで、内コースは苦手。1分41秒台の決着となるとジエンド。