9R 馬複 2-6、9、11、3、8、1、5、12

 

 

初日の馬場状態は前開催とは一変して標準まで時計がかかっている。1分55秒半ば、速くても1分55秒前後の決着か。ラチ沿いよりも外目を通った馬の伸びが目立った。逃げ馬苦戦で差しが利く。

 

タカエイチフジは走りごろだ。転入後(4112)。確かに短距離に良績集中の戦績だが、千七1分48秒6は前日のB2が1分47秒6からはB3通用レベルの時計。距離に順応性あるスピード馬と判断したい。リトルフェイスを逃がして大名マークで直線までじっくり仕掛けを待つか。C1上がりの馬には負けられない。

 

鞍上選択でテオフィルスに注目。転入初戦は少し置かれ気味になりながらも0秒2差まで詰め寄った渋太い脚は外コース向き。さすがに千六の時計決着では前走が精一杯だろう。現状ではゆったり流れる千八がベター。すんなり好位キープができれば時計は詰まる。

 

ウエノマルタロベエは気力充実。距離をこなして末脚に磨きがかかってきた近走はまさに4歳らしい成長力だろう。ハイペースとなると案外、末脚不発になるがマクれる展開になると渋太さ発揮。意外性が魅力。

 

マイネルクラックスの前々走は盲点だった。中央時も二千で2着がある距離適性。成績的に狙えなかったが、転入後初の千八で一変した。とにかくブリンカーも利かないズブさでゆったりと流れる外千八が合ったのだろう。相変わらずエンジンのかかりは遅いがアリダーバローズに競り勝てば一応の評価はできる。課題は時計勝負の対応だけ。

 

時計的にはダミアーノも展開ひとつ。全天候型で馬場状態に差はないが、ムラのある成績は自力で動けない他力本願タイプということ。B3で再三、連対実績を重視。

 

ケイアイブローは距離歓迎。シュンプウは良馬場なら前々走が注目できる。ナスキーサンホークは本来短距離向きだが、逃げれば大駆け可能の顔ぶれ。サーストンリリーは時計がかかって浮上。チトセリュウベルモントカムイは距離微妙。