10R 馬単 4→3、11、3、2             推奨レース

 

 

雨の量によって馬場状態は大きく変わるが、抑えの利かない短距離馬が揃って流れはスローにはならない。1分48秒台の持ち時計はほしいところ。

 

ベルモントマーキスは文字通りブリンカーで復活した。転入初戦の行きっぷりの悪さがうそのように思えるほど道中折り合いはスムーズ。さすが中央時にB2交流で入着の実績がある実力馬で、使いながら本来の姿に近づいたということ。気力充実の末脚は外千七がイメージどおりの条件で、格上げ初戦も問題なく通過できる。

 

絶えずスタート失敗の爆弾を抱えるインターステディは千四以下(3001)のスプリンター。気性難が出たデビュー戦の大敗を除けば完璧な実績となる。スタート五分で常にハイレベルな時計をマークするスピードはC1で断然。

 

スピードマンテンはスタートひと息の逃げ馬。二の足で強引に自分の形にするような荒削りな競馬ではどうしてもスタミナ切れとなる。息の入りやすいマイル前後がベストのマイラー。追い切りでもササる悪癖は致命的な弱点。

 

グローリージョンは久しぶりの短距離戦で変わり身をみせた。それまで千六以上では前々で攻めて終いひと息、じっくり構えると届かない難しさで単なるスタミナ不足を裏付けた分岐点のレースとなった印象。距離延長にプラスはない。

 

前走で自己ベストのイシノサヴァントは転入初戦2着した距離での変わり身待ち。外コース向きのコスモトルーパーまで一考。気性的に短距離ベストのミークビーナスは一気の距離延長で掛かる不安。