1、4、6、7、10
3日目にますます馬場が軽くなって前が止まらない状態が続く。千八といえども直線一気の豪快な追い込みは利かないだろう。あくまでも器用さ有利、時計は1分53秒後半か。
セイワクリスタルが再び千八を使ってきた。千六3連勝が示すとおり、自在に動けるレースセンスで時計勝負に強い絶対スピードの持ち主。派手さはないが、とにかく着差以上に能力差を感じさせるレースぶりはオープン予備軍にも届くインパクトがある。手ごろな頭数ですでに勝負付けが済んでいるメンバー構成。距離延びてもなんら問題はない。
ケイアイベガスは切れ味を要求された前走の瞬発力勝負では分が悪かった。ポケットからの絶好の展開で鋭さ負けだが、兄ユーコーマイケルとは違って中央時から千七以上に良績集中の中距離タイプだけに注目は当然。前進確実。
アイノペンタイアは一気にトーンダウンした。ペースの違いか、行きっぷりが悪くなって末脚不発というレースが続いている。前々走は完全に鋭さ負け、前走は距離が長かったとしても4角ギブアップでは予想以上に早く限界が近づいた。再びベストの距離に戻ったが、以前の信頼は取り戻せない。
ケイアイサウンドの前走は休み明けとしたらハードな初戦だった。1分53秒8で上がりが勝ち馬と同タイムなら、前半のロスだけの差。上々の試運転になった。いぜんとして大井転入後はすべて掲示板確保の安定度。長期休養明けをひと叩きすれば前走以上は確実に走れる。鞍上選択の強み。
イシノプライマシーが前走で復活の手応え。ステルステクニックには及ばなかったものの、イシノダンシングを競り負かした内容はスランプ気味だった近走にはなかった勝負根性。もとより昨年、4連勝を決めたA3ではシャコーオープンを子供扱いにした実力馬。再び軌道に乗れば今年、重賞ロードは当然の青写真だろう。流れに応じて動きたい。
大物食いのユメノジェネラスは相手強化でまずは経験の段階。マルカカイゼルに以前の爆発力は期待薄。コマノブリザードはゆっくり下り坂の老齢馬。