10R 馬複 3-2、4、6、1、7、8

        ワイド 3-2、4、6、1、7、8

 

 

人気馬がスタート難を抱えてどこか頼りない。スプリント戦の経験が浅いタイプでも十分通用するレベルだろう。1分13秒前後の決着で各馬チャンスがある。

 

ジャックコンドルは転入初戦で1分40秒9。笠松時代の成績を加味すればノンストップでB3は通過と思われたが、前走で意外な落とし穴。ますますスタート下手になって道中も置かれすぎた位置どり。道悪で瞬発力が殺されたのもひとつの敗因だったか。それにしてもスプリント戦では致命的な爆弾を抱えたまま。全幅の信頼までは置けない。スタートに集中。

 

千二で良績ないのは本格化前が理由。スズノーブルが面白い存在になった。ピリッとした脚が使えない弱みは自在に立ち回れる器用さでカバー。3戦連続1分41秒台、千五1分34秒8の持ち時計は単純に短距離歓迎のスピード馬だろう。480㌔前後が理想。

 

ミチシオは二千まで経験があるが、本質は短距離馬。デビューで千1分2秒3は2着馬に1秒1もち切った。2戦目は千四でいきなり1分28秒7を叩き出した絶対スピード。前々走のメンバー最速の上がり時計で同タイムの3着は当然の結果ともいえる。長期休養明けを使いながら確実に上昇ムード。走りごろだ。

 

コスモツェッペリンの前走は時計が出やすい馬場状態。4角で抜群の手応えからは楽勝ムードだったが、追ってから案外切れなかった。千六中心に使われてきたいい足が一瞬だけの内コース巧者。外コースではもうワンパンチほしい。

 

ウインディシティは突然、昨秋に変身したが再び光のみえないトンネルに入ってしまった。以前は単調な逃げ馬から脚質に幅が出て追い込みに徹しているが、走るたびにスタート下手になってズブさは増す一方。千二は連続して上がり37秒台で駆けている末脚が生きてこない。とにかくスタートがすべてになる。絶好調時のマルカキャプテンを競り負かした実績は穴馬として一考。

 

ノブナガノヨウニは意外性のある差し馬だが、たまに暴発するスタート難は取り返しができないぐらいのロス。単純に持ち時計は一番で五分に出れば前々走のような競馬ができるが、好機にマクるのが好走パターンで、最内枠はこの馬にとってマイナスになりそう。ハマって連突入まで。

 

リトルフェイスはまたも大外枠で取捨が難しい。徹底逃げ馬不在で好枠なら文句なしの一番人気だが、単調な気性は成績どおり。惨敗か圧勝か。今回は前2走のリズムの悪さから見送った。

 

グロウスはいぜんとして気性先行の折り合い難。ケイアイブローは中距離ベターな先行馬。置かれると手も足も出ない。