5-2、11、6、3、4
5→2、3、4、6、11
5-2、3、4、6、11
絶好調の馬が揃って準オープン入りがかかっているレースにふさわしいメンバーとなった。初日の馬場状態からも1分40秒割れの決着は明白。逃げが利かない差し競馬が多かったことを加味すればスタミナと器用さが要求される。
サンキョウチャイナがいよいよ軌道に乗った。デビュー4連勝を含めて通算(7504)。ダービー以外はすべて掲示板の安定味でオープン予備軍として順調に育っている。レベルの高い黒潮盃で5着。アジュディミツオーに0秒4、ベルモントストームに0秒2差の実績から今までの足踏み状態は単に巡り合わせが悪かっただけだろう。1~6着がタイトルホルダーの中、唯一この馬だけがノンタイトルだが、瞬発力に磨きがかかって地力強化ならば、今年後半には重賞制覇が浮かぶ。千六(2300)、1分39秒8の絶対スピードはこの相手でも崩れることはない。
B2→A3に挑戦のインターセフォーは確かに前4走のワンサイド勝ちは強かったが、簡単にクリアできる条件ではないだろう。本格化前の数字とはいえ、1分41秒8の持ち時計は単純に時計不足。1分39秒台が必至のスピード競馬にどう対応するかが焦点となる。息子騎乗のベルモントが行く気になれば再び番手競馬。さらにハードルが高くなる。
ベルモントファラオの前回のA3挑戦時は前走がB2。その厳しい条件の中、好時計の0秒7差なら頑張った。多分にローテーションのつなぎというレースで、プラス8㌔からも万全な態勢ではなかったことがうかがえる。なによりハイレベルなクラスを経験したことが大きな財産。結果的にさらに上を目指すため、いい経験になった。ハナさえ切れれば勝負が決まるほどスピード上位だが、番手競馬で横綱相撲の前走内容が大きな自信になるはず。注目は当然。
ミノリコウジは鞍上が完全に手の内に要れた印象。極度の気性難で道中、必ずどこかで掛かってしまう。馬任せのマクりに固めて好結果、なにより走るたびに完全燃焼のレースが続けば信頼性は上がるだろう。衰えるどころか、ますます快調な7歳馬はハイペースに強い。
ケイアイベガスは高速決着に課題を残す。前々走はポケットから抜群の手応えだったが、追い比べであっさりギブアップ。着差以上に能力差を感じられた鋭さ負けのレース内容では距離短縮にプラスはない。
シーサーハーンはもうひと絞りほしい体の造りだったが、5㌔減でも体調上向きということ。休み明け2戦目の千二では太めの体でノーモアウオーに0秒2差なら短距離戦が不向きと判断するのは早計か。夏馬らしい上昇度が魅力。ケージーボーイ、ロックボトムは1分40秒後半が限界のスピードではハマってもワイドまでが限界だろう。