２→１、５、６、７

淋しい顔ぶれになった。牝馬同士のレースは格よりも調子と条件適性。距離得意な馬を重視した。

コウエイソフィアの前走は単なる人気の盲点だった。転入３戦目はＢ２下のレースで千二１分11秒９をマークしている快速スプリンター。条件が合わないレースが続いて結果を残せなかったが、ベストの距離を自身の時計できっちり走って着差以上の強さで完封した。あえて控えた番手競馬で結果を残して、さらに信頼性を高めている。好枠なら強気の逃げだろう。スタート上手でテンの速さは断然。

大物食いのマイキャンディーはひと叩きで変身が期待できる。叩き２戦目でベストの千二は狙った一戦。持ち時計の１分12秒２はラヴァリーフリッグを直線一気に差し切った数字で、斤量差はあったにしても一瞬の切れはオープン予備軍そのもの。まずは馬体回復が条件。ナイターは走る。

アンフィーイモンは時計的に差はないが、一気に相手強化で自分のレースができるかどうかだけ。同型は超強力、自分の形に持ち込めそうにない厳しい展開では惨敗も覚悟。

オルターネイティヴも同様に単調な脚質がネックになった。中央時は千二に良績集中のスプリンターで距離歓迎だが、番手競馬となるとスピードひと息。試練は続く。

意外性でブルーロバリーか。復帰後は極度のスランプで試行錯誤だが、道中掛かる気性は距離短縮で一変の可能性。もとよりプリンセス賞を圧勝した実力馬。牝馬同士で格下馬には負けられない。