16、17→1、9、10、6、8、15(36点) 16、1→9、10、6 (18点) レーヴディソールの離脱でも主役級は揃っている。これまで負けても0秒2差という安定感のホエールキャプチャが混戦ムードを断つ。派手なレーヴに対して地味な勝ち方だが、実績そのものはクラシック級だろう。逃げ差し自在に捌いて(3210)。昨年秋にオルフェーヴルを完封して前々走はレーヴに0秒1差。前走も抜け出すまでが速く、着差以上の楽勝で重賞勝ちを決めれば死角はない。 トレンドハンターはむしろ芝こそが活躍の舞台か。同じ週だったスプリングS、毎日杯と比較しても遜色ない1分47秒0。後方から軽快なフットワークで弾けるような瞬発力から直一気の差し切り勝ちに十分すぎる大物感を感じさせた。未知なる距離で置かれる懸念も、単純な能力比較ではホエールと互角。 マルセリーナは評価が揺れる。前走は明らかに恵まれた相手。2着ノーブルジュエリーが次走凡走、4着ケイティーズジェムも次走、牝馬限定戦でまったく歯が立たなかった。シンザン記念はレベル格差が激しくて能力評価が難しい。1、2着馬はその後も重賞勝ちで世代トップレベルだが、少なくても4着以下が低レベル。前走のスローから最後レースラップの11秒9に不満が残れば勝負弱いディープ産駒に強調点が浮かばない。 以前のような"桜花賞ペース"が死語になれば、これだけ先行馬が少なくなれば前残りは十分に考えられる。フィリーズRは典型的な追い込み競馬。フレンチカクタス、スピードリッパーの差し脚は見事だったが、先行馬の中で唯一残ったフォーエバーマークの0秒5差も価値がある。ハナ切って完全燃焼の逃げ馬がジュベナイルでは控える競馬で3着馬に0秒4差。差し追い込み馬に人気馬が偏ったメンバーで盲点になった。 乗り替わりなら本命だったラテアートは評価をひとまず下げた。スタートでギブアップになるほどのスタートミスの前走から乗り替わりなし。軽い出遅れに収まらないコンビ間の悪さでは、ワイドラインが限界だろう。見た目の良さはかなり際立つ。 デルマドゥルガーは内枠を引いたことでレースがしにくくなった。置かれるズブさは納得の差し馬で、直線の長さが生命線になる差し馬。前走は直線で何度も前が壁になりながらうまく捌いて0秒2差だけでは飛びつけない。
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