2→3、4、14、1、8、6、11 3、4、14、1、8→2 2、3→4、14、1、8、6 (30点) 2、4→14、1、8、6 (24点) 2−3、4、14、1− 3、4、14、1、8、6、11 (18点) 逃げ馬どころか、先行馬さえ見当たらないほど追い込み馬に偏りすぎのメンバー構成でも、サンカルロは信頼できる。すでにGT通用に成長した豪脚。外を回らず、内々で脚をためればとにかく不発なしに切れる。前走もほぼ前残り決着をゴール直後に交わす勢いのあった直一気。まともに乗れば千四以下の強さは現役トップレベルということを感じさせている。この馬の負けパターンは外々を回った際。鞍上が理解すれば、この程度の相手に凡走は許されない。道中内々を立ち回って直線まで仕掛けを我慢すれば追い負けることはない。 時計ほど中身が伴わないこれまでの重賞レースレベルだが、ストロングリターンは確実に地力強化を示している。デビュー以来、負けても0秒5差という絶対的な安定感。骨折明けとはいえ、ホームコースでさらに東京芝千四(2100)の相性の良さなら無様なレースになることはないか。いずれにしても6歳の骨折明けはこれまでにないハードルの高さ。 アグネスウイッシュはGT通用の手ごたえを前走でつかんだ。直線スムーズに捌けば軽く勝ち負けまで接戦していた0秒4差。ごちゃつく流れになって直線は隙間を探しながらの追い比べ。本気で追った時間が短くて脚を余した内容でも、ますます切れ味に磨きがかかって4戦連続の最速上がりは十分すぎる収穫だろう。数字からはっきり伝わる充実ぶり。今のデキなら千四(0113)ほど距離適性は悪くない。 東京芝(1004)でも、着外4戦の着差は0秒3、1秒1、0秒9、0秒1。オセアニアボスは2戦連続の最速上がりを考慮すれば、主役級の評価が可能になる。内々にこだわる乗り方が奏功。意外に長続きしない末脚という馬の特性を理解した乗り方がしっくりきて重賞制覇に展開ひとつのレベルまで到達している。前回の東京芝千四は大外枠から0秒1差。7歳にして生涯ピークの勢いを買う。 グランプリボスは案の定、ダートを使って大敗の反動で再びリズムを崩しかけている。海外遠征馬特有の帰国馬のスランプが続いていたが、ようやく3走前に復活への手ごたえをつかみながら、"目の前の人参"ほしさに最悪なローテーションを選んで完全復活から遠のいた。少し行きたがったとしても、終始外々のモマれぬ位置取りで不発に終わる不可解な内容。ここで見せ場もなければ、スランプ脱出には時間がかかりそう。 ジョーカプチーノは結局乗り替わりが裏目に出たのか。GT勝ちを含む重賞3勝の実力馬が、1年以上も勝ち星から遠ざかっている。再び主戦を配して以前の輝きに戻りたいが、勝ち鞍のない距離でまずはきっかけ作り。
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