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函館裏読み

ローカル
11R

 

函館11R3連単フォーメーション11、2→11、2、9、3、6→

11、2、9、3、6、14 (32点)

3連複フォーメーション11−2、9−

2、9、3、6、14、8 (9点)

ティーハーフの完成度は現時点で相当高い。全兄サドンストームより惚れ惚れする馬体のバランスで、レースぶりも大人びている。スムーズに好位追走から軽く追って大楽勝。残り100から流して上がりレースラップ11秒3−11秒7−12秒8なら十分すぎる数字だろう。内枠の先行馬を見据えてレースが組み立てられる枠順を引くツキの良さに加えて、長距離輸送クリアを示す快調な本追い切りでさらなる自信が増した。

アットウィルは内枠を引いて減点した。とにかく前走は完璧な位置取りと完璧な仕掛けのタイミングで鮮やかすぎる圧勝劇。終始モマれることなく、前々の正攻法から楽に抜け出してきた。数字、内容的には重賞を意識できるデビュー戦でも、キャリアの浅い2歳馬が前走とは一変した厳しい流れを覚悟しなければならない条件でさすがに強気になれない。圧勝あっていい力関係より展開を重視。すべては鞍上頼り。

過去の結果を振り返ると逃げ馬が苦戦し続けているスプリント戦。デビュー2戦目がハナ切って一変したトルークマクト、控える競馬が未知数なディアセルヴィスタイセイロバリーはひとまず経験レベル。デビュー戦こそ、勝負どころで反応の鈍さが致命傷になったエターナルムーンだが、同日古馬500万にわずか0秒5だけ劣った前走時計は立派。何より固まりつつある好位差しは胸を張れる大きな強み。

タガノハピネスの前走はセンスの良さを見せつけた。逃げ馬を大名マークから危なげない勝利。直線坂コースで最速上がりの34秒2、3着に0秒7差など、この馬以外にすでに2頭が勝ち上がっているレースレベルの高さでこのパフォーマンスなら重賞級ということ。控える競馬をいきなりクリアできる能力は秘めている。

ジーブラックは前走のスタート後の行きっぷりの悪さをどう評価するか。デビュー戦という一過性か、本質のズブさか。いずれにしても最後方から馬群を割って抜けてきた強烈な末脚や精神面の強さはズバ抜けているが、前走のように置かれて時計を1秒以上も短縮は厳しい。

同じようなレースぶりでもコスモシルバードは変わる余地がある。スタートミスの誤算と勝負どころから追いまくりでギリギリ届いたレース内容に底力を感じさせた。少なくても五分に出れば1分10秒台は楽に突入。