11→3、5、7、6、13 11→3、5、7→ 3、5、7、6、13 (12点) 11、3−5、7、6、13 強烈なインパクトで快勝したコディーノは絶対的な過信ができない。まずは恵まれた相手関係だったこと。0秒4差だった3着マーヴェリックスが次走も勝てず2着。0秒6差の4着ホオポノポノ、5着リッシュレーヴが次走8頭立てで掲示板を外すという結果にレースレベルの低さが物語っている。例年より時計ひとつ以上も速い馬場状態。33秒台の上がり時計もある程度の割り引きが必要か。 ラウンドワールドはデビュー戦の負けが結果いい方向に向いた。意外に反応の鈍い差し馬で、デビュー戦もそれほど手ごたえは良くなったが、終わってみれば勝ち馬より上がり時計は楽に上回った最速時計だった。単なる位置取りの差で一過性の展開負けと割り切れる。前々走も追い出してから意外に交わすのに苦労。直線半ばでようやく振り切って最後は流す楽勝でも、課題の反応良化は残ったままだった。それが前走で成長の跡。徹底マークに合ったが、次元の違う瞬発力で突き抜けている。他馬より仕掛けを遅らせる自信の騎乗。これで3戦連続の最速上がり。末脚の切れ味はますます磨きがかかってきた。課題は馬体だけに絞っていい。走るたびに馬体減はさすがに見た目から前走が限界。これ以上、減ると一気に黄色信号が灯る。 トーセンパワフルはほぼ馬なりできっちり差し切ったデビュー勝ちのエリートでも、ひと息入れて距離延長などをクリアしなければならない課題は山積み。例年以上のレベルが高くなる好メンバーで絶対的な信頼を置けない。すでにコース、距離ともに経験しているエデンロックの方が魅力だ。手ごたえは劣っても追い比べで差し返した前走は時計、着差以上に中身の濃い内容。重賞で上位常連のプロヴィナージュが全姉と血統的な裏付けも確か。 マイネルホウオウは正攻法でラウンドに敵わないだろう。前走は大名マークから早仕掛けの奇襲策で競り負けた。ラップを考慮すれば、納得の乗り方だが、それでも最後は完全な鋭さ負けに現時点での完成度の違いがうかがえる。豊富なスタミナに抜群のレースセンス。瞬発力勝負よりスタミナ勝負に持ち込みたい。
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