5⇒6、9⇔6、9、10、3、4 (8点)
残り1ハロンで一瞬にして交わし切ったマイネルボールドの前走は相当なレベルの高さ。超ハイペースを前々で凌いだ内容は3着馬に0秒7差がスピード基準になる。前々走は残り100になって失速が始まったが、単なる仕上がり、瞬発力の差として納得したい。力負けでないことをここで証明する。
千四で引っ掛かって仕方のないマクりとなったシュウジは微妙な存在。確かに直線では手応え十分で仕掛けを我慢して追い比べ。残り50から流す楽勝の強さだったが、鞍上と逃げ先行馬の相性の悪さは周知の通り。前走もへぐりに近い乗り方ならば、ポカがあっても驚かない。
マシェリガールも本質はジリ。前2走は展開が極端だった。前々走は逃げる気満々でハナを奪われてリズムを崩したが、前走は直線入り口で各馬が外を意識しすぎる中、この馬は内を選んだことが奏功してスルスルと抜けてきた。いずれも時計、上がりともに平凡な数字で、もうひと皮むけないと厳しい。ここは徹底先行か。
ウインクルサルーテに妙味はない。前走は出遅れからジワッと出たが、結局完全に引っ掛かって仕方のないマクり競馬。超がつく下手乗りで結果勝ったが、相手が走らなすぎたことも事実だ。乗り替わりなしでは前走の悪夢の再現が濃厚。マテラアリオンは前2走ですでに矯正不可能な悪癖をつけさせて遅すぎた乗り替わりだ。スタートギブアップになるほどのゲート難はもちろん、前々走はラチから5、6頭分の外々を回って前走も同じように脚質を固めるまでもない立ち回りでは収穫は乏しい。本質ジリで前々が理想。上がり34秒台がゼロの泥試合だったクリノシャンボールに上がり目なし。最速上がりが3頭というスローの上がり勝負だったタガノミルキーも、ごく普通に流れるラップとなって試練が待っている。 |