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中京11R

3連単フォーメーション6、15、18、10、7⇔6、15、18⇔

6、15、18、10、7、9、3 (114点)

3連複BOX6、15、18、10、7、9

馬複BOX6、15、18、10、7、9

これだけ短期間の間に馬場の特性が変わるのも珍しい。馬券を買うお客にとって記録は大事なことだが、これを完全無視。お客をわざと惑わせているのか、JRA職員の怠慢、デキの悪さからなのか。いずれにしても馬場改修後のわずか7年の間で激変している。当初、全国で一番時計のかかっていた馬場だったが、昨年は一番速い馬場へ。高松宮記念の勝ち時計は日本レコードに0秒2差の1分6秒7。同日古馬500万でさえ、直前にレコードの1分7秒3からも超高速馬場だったことが伝わるはず。とにかくそれまでも下級条件でレコード連発だった馬場から今年は時計1つ以上はかかっている。土曜日の1000万で1分8秒7の勝ち時計。良馬場で1分8秒前後、昼から雨が降れば1分9秒前後の決着になるパワー馬場と決め打ちすれば瞬発力型の評価は上げられない。

昨年の覇者レッドファルクスにとって微妙な馬場であることは間違いない。この馬の特長は時計勝負の強さ。芝デビューから芝とダートを使い分けてGⅠ制覇まで上り詰めたという平成では異色のタイプだが、昨年のCBC賞はレコード確実な馬場状態で上がり32秒7、勝ち時計1分7秒2に高速馬場の適性の高さがうかがえた。前々走はGⅠ制覇とはいえ、上がり時計はメンバーNo7でも差し切れたというレースレベルが疑わしいGⅠ。同日の逃げ切り勝ちした古馬500万よりわずかに上回った程度のラップで前々が残れないという先行馬の低調ぶりが裏付け。32秒台の最速上がりの馬が9着止まりにも流れに助けられたことが示されているか。芝10戦して4度の最速上がりの経験ですべてが連対実績。本質時計の出やすい馬場で能力全開となれば、雨量が多くなるほど、人気になるほど妙味がなくなる。

レッツゴードンキファルクス同様の試練が待っているが、それ以前に気性的な爆弾を抱えているだけにさらに信頼度は落ちるだろう。鞍上はどんな流れでも徹底待機。テンから出しに行くと完全に引っ掛かる恐れがあることからの選択として割り切るしかないほどワンパターン化している。千二は4戦して上がり時計は33秒4、34秒0、33秒9、32秒9。北海道2戦で2度の3着。高松宮記念とスプリンターズSでいずれも掲示板外だが、少なくてもファルクスより馬場は合っている。それでも常に惨敗覚悟の危うい気性の激しさや流れが落ち着きすぎると手も足も出なくなる不器用さで、常に惨敗覚悟の狙いにもかかわらず、この上位人気は扱いづらい。

セイウンコウセイは陣営が特性を見抜けなかったことが出世を妨げていただけ。デビュー当初は芝の千六~千八。結果が出ないと突然ダートへ路線変更で4戦目の初勝利によって再び芝へ戻ってきた。それでも芝千二に挑戦までデビューから10戦目という遅さ。そこでメラグラーナを含めた好調馬を完封しても再び千四に挑戦するというレースマネージメントの悪さはもう陣営に恵まれなかったと割り切るしかなくなっていた。母のきょうだいにタイキフォーチュンタイキダイヤタイキサファリタイキリオンなど重賞馬やスプリンターが勢揃い。雨量によって変化する馬場を見極めて前残り連発のレースが続けば好走可能な下地。自身、初の上がり33秒台連発の前2走から今まで以上に成長具合は加速している現状でGⅠ挑戦というツキの良さ。うまくバイオリズムがあったことも味方にできる。

ダート馬から見事な転身。ヒルノデイバローは個性派の芝馬として6歳にして完成間近となっている。とにかく不発のない瞬発力で重賞でも常に展開ひとつのレベルまでスケールアップ。地方から転入初戦の芝で惨敗以来、しばらくダートに専念していたが、準オープン勝ちして路線変更した直後から見せ場十分の内容を連発してきた。芝が久しぶりだったシルクロードSではいきなり上がり32秒6。阪急杯では0秒3差、昨年の高松宮記念はひとまず壁に当たってメンバーNo10の上がり時計止まり。京王杯、阪神Cと連続して相手なりまでで終わったが、ひと叩きした3走前の最速上がりがやはり変身のシグナルとなった。前々走は鞍上特有の勝負どころで外を回りすぎるという大ロスがありながら、メンバーNo2の上がり時計で重賞通用を確信。前走も残り100で勝ちを意識できた切れ味は終わってみれば一瞬だけだったが、いつもより置かれすぎなかった位置取りからの好走は大きな収穫。ここ2年で急激に勝ち鞍を減らしている鞍上は引退が見え隠れしている正念場だけにここで見返せるチャンスが巡ってきた。

クリスマスの出番もあっていい。もとより寒い時期より、春から夏にかけて好走集中のタイプ。ひと叩きの前々走から確実に好調期の姿に戻りつつあることは間違いない。千二(513102)というスプリントのスペシャリスト。掲示板外2戦はひと息入って12キロ増、ひと息入って初の長距離輸送だった3走前だけでいずれも休み明けなら、素直に距離実績を額面どおりに受け取れる。似たり寄ったりの騎手レベルで乗り替わりだが、同じ鞍上にこだわりすぎただけによくも悪くも刺激はありそう。

鞍上の資質の低さを割り引いてもメラグラーナの3走前はどうにも負けすぎ。休み明け(310003)の仕上がり早にもかかわらず、2着馬の直後からの追走で4角早くもズブズブになる惨敗は、道悪下手を示している可能性がある。稍重と重馬場でそれぞれ1勝ずつでも、絶対的な自信のある千二で見せ場もなければ少なくても上手というほど雨歓迎でもないだろう。ほぼ同じ馬場差だった前週の1600万よりわずか0秒2だけ速かった勝ち時計の前走は強調点に乏しく、5割近い勝率を誇っても、惨敗が多いという牝馬らしい危うさも同居している事実は見逃せない。

スプリンターズSで同タイムの3着馬が恵まれた斤量のGⅢで掲示板外にスプリント路線の低レベル化が示されている。結局ソルヴェイグは展開が味方しないと厳しい逃げ先行馬ということ。桜花賞直後の千二でレコード勝ちは斤量50キロと展開の利がすべて。前々走のGⅠでも同日の古馬500万より遅いラップならば前残り当然だったということ。4走前はメンバーNo11、3走前はNo6、前々走はNo11、前走はNo10の上がり時計でここ4戦1勝、掲示板を3度確保というツキの良さ。良馬場で直線長い中京では手も足も出ない可能性が高かっただけに天気悪化の乱ペースにすべてを賭ける。稍重も含めて道悪(101010)。

千二でも千四でもシュウジは小細工した時点で魅力が薄れる単調な気性でモロさ同居ということ。前走はペース音痴全開の引退騎手にロートル馬が並んだ先行争いに巻き込まれた展開負け。前々総崩れなら一過性のポカとして割り切りたいが、昨年夏に連続連対した北海道シリーズの重賞でも時計は平凡そのもの。上がり時計もメンバーNo4、8。3走前のGⅠはNo13でも0秒1差という恵まれた展開だったと納得すべき。瞬発力という武器は皆無、時計そのものも驚くような数字はないのが現実。常に上がりのかかった際の混戦要因ならば、人気になって妙味がなくなる。稍重(310000)。