2、13、9⇒4⇔2、13、9、7、3 (24点)
2-13、9、4、7、3、5
2、13、9、4、7
サトノアラジンの馬主は寛容というのか、消極策が裏目に出た展開負けに無頓着というのか。どれだけ鞍上がへぐっても乗り替わりなしはある意味驚きである。この馬を筆頭にサトノアーサー、サトノクロニクルなど勝てる重賞で勝たなければならない相手に取りこぼす勝負弱さ、勝負勘の悪さを露呈し続けている鞍上とのコンビ続投。ペース無視で必要以上に控えて直線まで徹底待機という知恵も工夫も技術もいらない仕掛けるタイミングの悪さは、正直新人でも同じ乗り方ができる騎乗レベル。当然の展開の負けでも制裁なしは、馬主が早仕掛けを嫌って脚余しOKという考えだと割り切るしかないだろう。いずれにしても名手とコンビを組んでいればもっと強くなって、もっと重賞を勝っていたアラジン。前々走は直線の不利がなければ楽に3着争いだった脚色でもメンバーNo5の上がり時計で数字的な強調点に乏しい35秒台。前走はなぜかポツンと最後方追走というペース音痴ぶりで、直線入口ではラチから10頭分も外へ出すブン回しの荒っぽさ。1番人気を裏切るのも当然の結果となった2戦連続の下手乗りには嫌気が出てきた。稍重(111000)だが、よほど雨が降らない限り、直線だけの大外一気は難しい馬場状態。レース前から予測できる4角大外へコース取りを選択した時点で勝ち負けから遠のく。
ロサギガンティアは盲点になりそう。前走はあくまで質の悪い乗り方をした結果。スタートミスにあせって出しに行ったために脚を使って最後不発に終わっている。千四(202012)は数字以上に絶対的な自信。前走以外では0秒7差の14着、0秒2差の5着など馬券圏外でも大きく崩れない安定感を誇る得意な距離。引退間近の鞍上に乗り替わりは誤算だが、それでも経験不足の阪神(100112)から走り慣れた東京(321213)にコース替わり、持ち時計はメンバーNo3で吹っ切れる材料は揃った。
追い込み一辺倒だが、意外に東京より中山向きのグランシルク。持ち時計平凡な千四(200001)で稍重(011001)に距離も道悪もまだまだ未知数なことがうかがえる。
千六~千八志向のキャンベルジュニアがいきなり重賞の千四。馬場悪化が見込めるとはいえ、ある程度の時計と瞬発力が求められる条件になると鋭さ不足が否めない。現実に単純な上がり時計比較はメンバーNo11。
同日の古馬500万より遅いラップを刻んでメンバーNo7の上がり時計で勝てたスプリンターズSに価値を見出せないのが現状。レッドファルクスは混戦向きのスプリンター。未知なる58キロに強調点なし。
昨年同様の大外枠を引いた不運だが、ダッシングブレイズは気楽に乗れる怖さがある。昨年のこのレースで上がり32秒台の極限瞬発力勝負にメドを立てて、前々走で道悪の強さを証明。千四の持ち時計はメンバーNo5、重馬場(200000)のオールラウンダーはハイレベルの前走を叩いてごく普通に以前の輝きが戻る可能性は高まっている。 |