5⇒2、1、3、8⇒2、1、3、8、9、6 (20点)
5、2、1、3、8
デビュー2連勝、3戦目のきさらぎ賞2着で順調ならばクラシック候補だったバンドワゴンがいよいよ花開く。2年のブランクから見事に立ち直った不死鳥。常に脚部不安が頭をよぎるが、トゥザワールド、ヴォルシェープを子供扱いしてきたのが絶対能力。相当なレベルの高さを兼ね備えていることは間違いない。課題はスタートだけに絞られた。ハナを切って完全燃焼の単調さから脚質に幅が出たといえば聞こえはいいが、実質は能力でスタートのミスをカバーしているのが現状だろう。前々走は掛かり気味、前走でも行きたがる折り合いの難しさ。前2走の差は単なる鞍上の乗り方のうまさだけなら、まだまだ重賞で信頼性は低いが、それでもはまった際のレースは強烈なインパクトを残している。五分に出てハナ、再びミスで徹底待機か。圧勝しても惨敗しても驚かないタイプ。
スマートレイアーの前走は案の定、コンビ間の相性の悪さを露呈した。逃げ馬として蘇られたのはもとより乗り替わりが起点。前走もハナを切ろう思えばハナが切れた展開を中途半端に控える形で自滅している。未勝利並みのラップを刻みながらメンバーNo9の上がり時計が瞬発力不足の証そのもの。外のステイインのハナを叩けば再び好調期に突入できる。阪神(600101)の絶対的な得意なコースで距離延長は気にならない。 |