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東京裏読み
関東
11R
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東京11R

3連単1着BOX7⇒15、18、3、4、8、12

3連単フォーメーション15、18⇒7⇒15、18、3、4、8、12 (10点)

3連単1軸マルチ17⇒7、15、18、3、4、8、12 (126点)

デビューから8か月でようやくキャリア3戦。上がり時計はメンバーNo3、2、3。3戦2勝となって1年の長期休養。ここまでのグレーターロンドンは準エリート的な存在だったが、この休養ですべてが変わった。その後4戦すべてが最速上がりで4連勝。走るたびに磨きのかかった瞬発力は天井知らずで、ディープ産駒特有の超エリートの勢いが出てきた。重賞が壁になるどころか、GⅠ制覇も簡単にイメージできるほど完成されている。
これまですべて1番人気。デビュー2戦目はクラシックを意識して二千二を使ったことが裏目に出て取りこぼしたが、勝ち馬はキャリア5戦目、青葉賞6着のレッドライジェルならば負けて強しと納得できる。
走るたびに時計短縮と上がり時計短縮。とりわけ前2走のラスト2ハロンの上がりラップはそれぞれ11秒2-11秒4、11秒1-11秒2という超ハイレベルにもかかわらず、直線一気を決める爆発力に着差以上の凄みも器の違いを感じさせている。
絶対的な王者不在のメンバーでは眼中なしというレベル。自身の体調だけに焦点を絞っていい。脚部不安で順調さを欠いてぶっつけ本番になったことがどこまで響くか。470キロ台半ばが理想。

イスラボニータの成長過程は今後のマイラー産駒にも典型的な例となるだろう。馬自身はマイラーでも、中距離の称号ほしさに背伸びしたレースマネージメントが尾を引いて成長を鈍化されていた事実。結果的に皐月賞制覇、ダービー2着が陣営の判断を狂わせたことは間違いない。
若さと勢いだけで距離をこなしてきただけに結局、セントライト記念快勝後は走るたびにトーンダウンしていた。マイルと中距離併用では通用しないことを痛感して、ようやく5走前から徹底したマイル路線に切り替えたのも納得の路線変更だった。距離に慣れてスピードに対応できるようになったことが前走勝ちにつながった。
現実に前2走はいずれも自己ベスト更新。前走で自身の上がり時計ベストも叩き出したことがマイラーとしての充実度か。スローでも流れに左右されない器用さと意外性十分の鞍上で久しぶりのGⅠ制覇がみえてきた。

エアスピネルは瞬発力不足を露呈しながら、あえて末脚勝負に徹する乗り方に限界を感じている。鞍上にとっては切れ者のイメージなのか。マイル転向後の3戦は勝っても辛勝、負けた際は着差以上の完敗。これまで最速上がりは1回だけの瞬発力にもかかわらず、必要以上に控えた競馬で着順、着差以上に展開負けを連発しているのが現状だ。
スロー確実だった前走が典型的なレース。前日の古馬500万より5ハロン通過が遅い超スローならば、もう一列前々の位置取りで届くか、届かないかという流れ。案の定、追っても切れずバテずで競り負け。千六(321000)、千六の上がり時計はメンバーNo1でも数字以上に頼りなく勝負弱いイメージがますます強まっている。

アンビシャスが5歳になってマイル路線がどうも違和感。確かにデビュー2戦は千六で2連勝だが、その後は千八~二千二で掛かり気味な折り合いになっても常に中距離に固執する徹底ぶりをすべて無駄にする路線変更。中距離で限界を感じての方向転換ととらえるのがごく普通の見解だろう。
鞍上を悩ましてきた気性の難しさは解消されても、結局勝ちパターンが固まってない武器のなさは致命的ともいえる。最速上がりを8回経験というイメージが薄れるほど、ワンパンチ足りないレースぶりの連続。先行~追い込みまでこなしても結局、器用貧乏的な評価が妥当なのかもしれない。マイラーのスペシャリスト相手には千六のキャリア不足が致命傷になる。

サンライズメジャーは前走で古豪健在を示した。8歳にして持ち時計更新は驚きだったが、前々走のメンバーNo3が布石となれば少なくてもフロック駆けではない。
休み明け(122023)から叩き2戦目(311014)、中山(100011)から京都(430025)など数々の条件好転で、9度目の上がり時計33秒台なら十分すぎる中身の濃さ。小細工して通用する年齢ではなくなってハナを切ることだけが好走パターンに絞られている。逃げ馬不在のメンバーで好枠。東京不慣れな鞍上がハナを切れるかどうかがすべてのカギを握る。

スプリント王者のレッドファルクスは雨が降らなけれは出番はないか。千四でもスタミナ不安だった前走は意外な好走だったが、道悪に加えて実質直線だけの競馬に助けられたと割り切るべき。
直線入口で横一列となって前後4馬身差。馬場を考慮しても遅すぎるラップで道悪の巧拙と瞬発力が勝負を分けた内容だったと断言できる。0秒1差の2着に11番人気、0秒4差の4着に13番人気。1~9着までが0秒4差、勝ち馬の最速上がりよりわずか0秒1劣る馬が3頭からもレースレベルそのものが低いことが示されている。千六(000001)はもちろん決定的なマイナス材料だが、叩き3戦目の経験不足も懸念される。

ロゴタイプの復活も厳しい。昨年はハナを切った奇襲策が見事にはまったが、時計は過去10年でワーストNo2。良馬場限定の過去7回では5ハロン通過が56秒3~57秒4の中、昨年は59秒1。上がり33秒台が9頭いても逃げ切れた恵まれた流れだったことは言うまでもない。最近の苦戦続きは控えたことがすべて。ハナにこだわらない限り、年齢的にもうひと花は望めない。とにかく問答無用の逃げ。

流れ不問の徹底待機を美学としている主戦の呪縛から逃れれば、ステファノスは怖さが出る。前走は人気薄で気楽に乗れたことがいいきっかけとなった。同じコンビで展開負けの連続だったが、3走前のいつもより積極策からもどうやら好位差しで瞬発力に陰りは出ないことが示された。前走の上がり時計メンバーNo5で決め打ちだった徹底待機の選択は外されるはず。
2年半以上も勝ち星から見放された勝ち味の遅さだが、元主戦に戻した刺激はかなり期待できる。スタート後にどこまで出しに行けるか。鞍上の手腕にかかってくる。

何に嫌われて低評価なのか。少なくてもヤングマンパワーには走る条件が揃っている。まずは持ち時計で唯一の1分31秒台はメンバーNo1。千六(514007)、東京千六(200004)で一見ムラのある戦績だが、馬券圏外の7戦の着差は0秒5、0秒4、0秒8、0秒5、0秒3、1秒5、0秒4。フタ桁着順以外は負けても0秒5差が絶対的な距離適性の高さ。東京千六の馬券圏外4戦で3着までの着差は0秒2、0秒6、0秒3、0秒3差。距離実績以上の安定感で、さらに千六限定の上がり時計はメンバーNo5。前々で捌ける自在性がありながら確かな瞬発力ならば胸を張ったGⅠ挑戦。過去にトップハンデ58キロの東京千六1分32秒8で勝ち上がっている。