10⇔9、6⇔9、6、14、13、3、2、4、12 (40点)
10-9、6、14-
9、6、14、13、3、2、4、12 (18点)
10⇔9、6、14、13、3、2、4、12
アストラエンブレムはリベンジ戦になる。前走は終わってみれば鞍上の過信。未勝利並みの超スローを直線入っても仕掛けを我慢したことが裏目に出た。もっと切れる手応えがあったのか、ペースを読み違えたか。いずれにしてもすべての馬が上がり33秒台という瞬発力勝負の中、直線しばらくして追い始めるのは遅すぎる仕掛けだったことは間違いない。一瞬勝ち馬に並びかけるも二の足を使われて着差以上の完敗だが、数字的には改めて自身絶好調を表している。
3走前は千六の持ち時計更新、前々走は自身の上がり時計ベストを更新、前走は超スローにもかかわらず時計を1秒以上も短縮すれば、本格化を疑う余地はない。
母ブラックエンブレムは秋華賞、フラワーCを勝った重賞2勝馬。半兄テスタメントはJRA3勝、半兄ブライトエンブレムはデビュー2連勝で札幌2歳Sを制して朝日杯7着、弥生賞2着という確かな良血の下地。早熟懸念のあった血統で見事花開けば、素直に勢いを信じられる。取りこぼしの多かった千六(411300)より、むしろゆったり流れる千八はレースがしやすいか。
クラリティスカイに迷いはない。とにかく控えすぎた時点でレースが終わるジリっぽさ。ハナか、3番手以内でレースを運ぶしか選択肢のない脚質であることは乗り慣れた鞍上が一番わかっているはず。東京(202002)の掲示板外はいずれも長期休養明けのGⅠ馬揃いの重賞と敗因がはっきりしている。GⅠと2歳オープン特別で2勝。3着2回はいずれも古馬オープン特別に絶対的なコース適性の高さが示されている。待ちに待った別定戦、連続して東京照準など、数々の条件で好転して結果を求められる一戦になった。休み明け(102013)から叩き2戦目(110012)にも数字以上の怖さ。
デンコウアンジュの前走は振り返れば単なる盲点だったか。3走前の惨敗で切り捨てたが、長期休養明けの関西遠征。さらにこの馬にとってプラスのない道悪競馬だったことで完全度外視のレースが人気薄に拍車をかけた。大変身のシグナルは前々走にあった。小回りコースの大マクりがいい刺激となってまさに一撃必殺。続く前走の古馬GⅠで最速上がりにフロック駆けではない証拠を示していた。惨敗があっても驚かない折り合い難。乗り方として最悪に近い下手乗りを克服して0秒2差は、ただただ脱帽するしかない中身の濃い2着だった。マイラーのイメージは強いが、意外にも千八(100210)ですべて掲示板確保。東京(110001)はGⅢ勝ち、GⅠ2着とオークス4着は0秒4差だった。スローの瞬発力勝負にとにかく強い。
アストラと同じダイワメジャー産駒のタイセイサミットも侮れない。昨年年末の休養で完全に生まれ変わった上がり馬。3走前で意外にも時計勝負の強さを示して持ち時計更新。前々走は距離の融通性を示して好時計勝ち。前々走は器用に立ち回って武器になる自在型を改めて印象づけた。3戦連続で持ち時計更新は紛れもない本物の勢い。前2走は自身の上がり時計ベストに0秒1に迫る瞬発力を披露すれば、アストラ同等の完成度の高さということ。東京(111101)、千八(211001)。いずれも掲示板外の1戦は東スポ杯6着で3着馬に0秒2差。時計勝負に強くなり、コースも距離も鞍上も減点なし。 |