4⇒15、8、13、7、10⇒
15、8、13、7、10、9、2、6 (35点)
4-15、8-15、8、13、7、10、9、2、6 (13点)
リエノテソーロは底知れぬ魅力。まだまだ奥がある。3走前の圧勝劇で世代レベルも飛び越えたイメージのある3歳ダートの絶対王者。同日古馬C1が1分45秒9。勝ち馬が2着に6馬身差、4着に2秒1も突き放した圧勝レースよりもさらに3秒以上も速い勝ち時計だから恐れ入る。同日C2が1分46秒9の勝ち時計ならば、全日本2歳優駿は低く見積もっても南関東の古馬B2レベル。2歳暮れの時点でここまでの完成度があれば、たとえJRA馬場でもGⅢ程度で取りこぼすことは許されない。2着シゲルコングはその後意外な伸び悩みだが、地方馬場向きのパワー型で距離も千六はいくらか長めだと割り切りたい。3着ローズジュレップは兵庫ジュニアグランプリ制覇が改めてフロック勝ちではないことを証明した、その後京浜盃4着はもちろん、1秒5の大差勝ちとなったクラウンCを制して全日本2歳優駿のレースレベルの高さを裏付けている。芝、ダート兼用で通算(410100)。再びダート替わりで馬に戸惑いがなければ圧勝があっていい力関係。
リエノと同じ芝ダート兼用馬のサンライズノアだが、こちらは間違いなくダートベターなスピード型。距離もマイルがしっくりきた。3走前は未勝利並みの時計で恵まれた相手だったが、残り1ハロンから先頭に立つ正攻法で完勝の前走は印象的だった。砂を被らない外枠、大型馬の叩き3戦目、東京がしっくりきたという前々で捌ける自在性と確かな瞬発力を加味すれば、良馬場の時計勝負でも十分に太刀打ちできる。
サンライズノヴァはようやく鞍上の呪縛から逃れられた。確かな瞬発力を兼ね備えても、鞍上は信頼しきれてないのが現実。デビュー当初は最速上がりか、メンバーNo2の上がり時計を連発しながら、前2走は明らかに積極的な乗り方が裏目に出ている。前々走は掛かり気味、前走は上位3頭に差されれば乗り替わりは当然の流れだろう。デビュー戦の東京千六は強烈なインパクトで、前走よりレースがしやすくなるか。
ウォーターマーズの充実ぶりも侮れない。磨きがかかって走るたびに迫力を増す瞬発力は圧巻。キャリア6戦中4回の最速上がり、それ以外は大型馬のデビュー戦、極悪馬場でもそれぞれメンバーNo4、3に世代トップレベルの瞬発力型として位置づけられている。3走前はメンバーNo2に0秒5、前々走は0秒3も上回る上がり時計からも伝わる完成度の高さ。とりわけ前走はオープン特別にもかかわらず、No2より0秒6も速かった上がり時計に軽く重賞級であることが裏付けられた。外国人騎手なら自信の本命だった馬。頼りない鞍上で割り引いただけ。
昨年からの休養で馬体増がそのままパワーアップにつながったのがアンティノウス。デビュー当初の終い甘い芝馬というイメージはまったくなくなった。休み明け初戦の3走前こそ、平凡な内容で終わったが、前々走は3着馬に、前走は2着馬にいずれも0秒7差の完勝がダート馬としての完成形を示している。前走は翌日の古馬500万よりレースの上がりは0秒5、勝ち時計は1秒9も速い数字は額面どおりに信頼していい。 |