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函館裏読み
関東
11R
ローカル
11R
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函館11R

3連単フォーメーション12⇒3、7⇔3、7、4、5、10、6、2 (22点)

夏の函館にいきなりGⅠ馬が登場する。スプリント王者が恵まれすぎた56キロ。セイウンコウセイにとって相手云々より、どう勝かが焦点になった。出世の遅れは陣営の見極めの遅さがすべて。デビュー芝の千八、3戦未勝利となってダートへ路線変更。7戦目の初勝利でようやく芝の短距離へとシフトチェンジはあまりにも判断が遅い。その後、休み明けの太めが響いて惨敗した1戦を除けば、連対パーフェクトの安定感。時計も高いレベルならば、もともと潜在能力の高かった馬がようやく本格化したと素直に評価できる。
時計勝負にも道悪競馬にも強いというスピード、パワーを兼ね備えたスプリンター。むろん、洋芝に減点などなく、むしろ休み明けとすれば理想的な条件か。いずれにしても洋芝、小回り歓迎。本質が叩き良化型でも王者の貫禄を示せる。

掛かりやすい馬との相性は最悪といっていい鞍上と新コンビ。シュウジは妙味のない人気馬になってしまった。乗り慣れた剛腕でも苦労する癖馬。腕力が明らかに衰えている鞍上になると折り合えずに持っていかれるか、必要以上に折り合い重視で消極策になる可能性が高くなっていく。函館、札幌(020000)はいずれにもGⅢ。洋芝、小回り適性の高さで、ハナを切った際だけに怖さ。

キングハートは盲点になっている。確かに古馬の重賞未経験は頼りないが、時計的には楽に重賞通用レベルは間違いない。陣営が選んだ一貫性のない最悪ローテが足を引っ張った。キャリア6戦で千二2勝にもかかわらず、千二にこだわったのは一時だけ。千二に固執すれば、もっと出世は早かったが、その後は千四~千八まで距離を広げるローテーションで能力を発揮できなったのが現実だろう。ようやく3走前から久しぶりに連続のスプリント戦は馬というより陣営が目覚めたということ。オープン通用の手応えから自身のピークに近い状態で重賞挑戦ならいい流れ。千二の持ち時計はこのメンバーNo2、千二の単純な上がり時計比較ではNo1となって色気が出てくる。

昨年の残像が残って50キロの3歳馬は無視しづらいが、千二未経験のジューヌエコールが一変する姿は浮かばない。デビュー3戦連続の最速上がりは昔話になってきたが、本質が瞬発力型。3走前、前々走は直線でまともに捌けなかったことを割り引いても、骨っぽい相手の古馬に抵抗できる裏付けは乏しい。