12、10⇒12、10、9、7、15⇒
12、10、9、7、15、3、4、8 (48点)
12-10、9、7、15、3、4、8、6
ネロは取捨に悩む。前々走の馬体重を基準に仕上げたのか。前走は明らかにイメージの違った造りになっていた。すっきり映った前々走とは別馬のような雰囲気。この馬が出世頭で生命線になっている厩舎としては致命的な仕上げのミスで、デビュー以来初の480キロ台がこの馬にとって太めであることがはっきり示されたことは間違いない。直線千(230000)で持ち時計ベスト。名手配置で走る条件はあるが、未知なる斤量58キロや休み明け(020003)など取りこぼす要素も揃っている。重賞勝ちから遠ざかっている厩舎でこの馬の本質がどこか勝負弱いことからも絶対的な立場になることはない。
人馬ともに経験が大事な直線千。1番枠の勝利を含んだ不利な内枠揃いでも直線千(111010)のレッドラウダは古馬の重賞初挑戦が狙い目。最近は千二で惨敗が続いていたが、もとよりデビュー2戦目で勝ち上がって小倉2歳S3着のエリート路線に乗りかけたスピード馬。千二惨敗は単なる巡り合わせとは思えぬ内容の悪さだが、直線千だけは別格の内容を誇る。このメンバーでもNo3の持ち時計。何より直線千では初のフタ桁枠順でさらなる内容良化が確約できる。
フィドゥーシアは軌道に乗った。母ビリーヴの仔は母同様に小細工の利かない単調さを陣営が理解すれば、もうひと花も時間の問題だろう。いずれにしても直線千の前走がしっくり。逃げるか、番手に限定される好走パターンを徹底してこだわって迷いのない先行策で結果は出る。
シンボリディスコは鞍上以外、完璧に走る条件が揃っている。休み明け(122111)で稍重、重(420001)。直線千(031000)で勝ち鞍はないものの、2年前のこのレース2着を含んだオープン(021000)にもかかわらず、56キロで挑めるのは恵まれている。とにかく1年で片手程度しか勝てないというルーキー並みの資質の鞍上だけがどこまで足を引っ張るかに焦点。
4戦連続の最速上がりで復調急のプレイズエターナルは仕掛けどころがさらに難しくなる条件で狙いづらくなる。もとより乗り慣れた鞍上でも苦労する癖馬。3年半ぶりの重賞挑戦の7歳馬が取りこぼした前走の条件戦から1キロ増の斤量で好走するイメージは浮かばないのも当然か。ひたすら乱ペースを待つ。
ラインミーティアはイメージ以上に直線千に良績を残している。距離実績を4着以下にひとまとめにするとわからないが、実際は4着6回という(110612)。前走と3走前の最速上がりがこの条件のスペシャリストを示していて、このメンバーの距離限定上がり時計ならNo2に相当する数字なら胸を張れる。重(010100)で道悪もこなす全天候型は絶好枠を引いて力が入る。 |