15、14⇒15、14、6、1、2⇒
15、14、6、1、2、12、7、3 (48点)
5⇒15⇒14、6、1、2、12、7、3、13 (8点)
15-14、6-
14、6、5、1、2、12、7、3、13 (15点)
前走の乗り方はど素人並みのレベルの低さ。それでも乗り替わりなしの温情がJRAらしさと割り切るしかない。勝てるレースを取りこぼしたタガノディグオは前走で重賞級を示せたことが唯一の救いだった。大井の外回りはJRA馬場で比較するとJRAで3番目に直線が長いコース体形。3角前で無意味な控えで位置取り悪化、3角過ぎから動き出してあえて外々を回る不可解なきじょうぶり。4角では8頭分近くも大外を回るという弁解の余地もない下手さ。ほぼ中京コースと同じぐらいの直線の長さにもかかわらず、この無謀な早仕掛けと大ロスの立ち回りは鞍上がコース特性を予習してないことが浮き彫りになったと納得するしかないだろう。最速上がりとなった瞬発力で最後の脚色はさすがの地力。馬そのものの実力は世代トップレベルで外国人騎手ならエピカリスと一騎打ちがあっていい力関係だが、鞍上の負のオーラは相当なもの。
そのエピカリスは嫌なムードで帰国初戦となる。枠順の決まる前に脚がもやもやしながら無理やり出走しようとした感がうかがえたことは不安材料のひとつだが、JRA出走時のメンバーレベルにも疑問が残っている。3走前の2着アディラートは現在1000万卒業に手間取って、3着ハイパーノヴァは1000万初戦で惨敗している。少なくても3走前はメンバーに恵まれたことが否めなくなって、2戦連続の海外遠征で短い期間からの休み明け初戦では全幅の信頼を置けないのが現実。再び圧勝で息を吹き返すのか、ローテーションや体調の悪さから取りこぼすか。どちらの結果でも驚きはない。
タガノグルナは個性派の逃げ馬として完成間近。ハイペースに持ち込んでなし崩しに脚を使わせてダートで完封劇を連発した。母はコイウタの全妹で走る下地はあったにもかかわらず、芝に固執した結果が出世の遅れに直結。早くから芝に見切りをつければもっと早く本格化していたはずの上がり馬ということ。前走の時計は同日の未勝利より2秒6も速い時計で、低く見積もって1000万卒業レベル。480キロ前後の仕上げで絶対能力は示せる。
デビュー当初の評価から一変。生まれ変わったテンザワールドは陣営の見極めの遅さが出世を妨げていたということ。これだけ中距離で強さを誇る馬を当初はスプリント戦に挑戦していた事実。置かれるだけ置かれたことも納得で、逃げ~先行自在に捌いて時計勝負にも強い前3走こそがこの馬本来の姿として印象付けた。馬体重以上にパワフルな走りで、キャリアを積むごとに地力強化がうかがえる。
Tディグオまでひどくはなかったが、ローズプリンスダムの前走も同様の早仕掛けで直線勝負を待たず失速した。タフなコースにもかかわらず、大井外回りでご法度の3角過ぎからの仕掛けでは当然の結果。一過性のポカと割り切れば、千八(210100)、新潟コースも経験済みで持ち時計No5の数字は胸を張れる。 |