4⇒1、9、11⇒
1、9、11、10、6、2、12、3、13 (24点)
1、9、11⇒1、9、11⇒
1、9、11、4、10、6、2、12 (36点)
テイエムジンソクは年に片手ほどしか勝てない鞍上から乗り替わって本格化した。言い換えれば下手な騎手に固執したばかりに出世が遅れたということ。先行策で競り負けると今度は差し競馬を試し、それがだめならまた違う乗り方で挑むという悪循環。前走は他馬が勝負どころで追っ付けどおしの中、唯一持ったままの立ち回り。軽く追っただけで残り150で勝負を決めて残り100から流し始める完勝。基本自在に捌けるレースセンスだが、前走のような問答無用の逃げが一番強さを発揮することに陣営が気付いたかどうか。鞍上が重賞イップスにならない限り、再び圧勝可能が期待できる力関係だ。安定したスタートセンスを信頼。
テイエムと同じ悩みだが、コスモカナディアンもはまった際のレースぶりは強烈だ。どんな相手でも相手なりまでの勝ち味の遅さだったが、初重賞挑戦の3走前で評価は一変。例年より低調なメンバーレベルとはいえ、いきなり交流重賞3着は立派。ダートで初のフタ桁着順となった前々走さえ、着差は0秒9。流れに応じて先行~差し自在に捌ける器用さはまさに小回り向きの機動力だろう。休み明けで馬体減の誤算からどこまで回復するかが焦点になる。体調万全で大仕事の期待が増してくる。
ピオネロは重賞で上位常連の実績を誇るが、直線の長さが生命線になるエンジンの掛かりの遅さがネックになってくる。これまで経験したJRAダートコースで一番直線の短い中山、2番目の京都で未勝利が現実。400、500メートル超の中京、東京なら自信の本命でも、京都より20メートル程度の直線延長ではどこか取りこぼす危険を秘めている。3走前からのブリンカー効果で行きっぷり良化と瞬発力に磨き。ここで壁にぶち当たるか、ここから飛躍のターニングポイントになるか。すべては名手の乗り方にかかってくる。
北海道のスペシャリストで札幌、函館(501000)のモンドクラッセは正念場が続く。パワー勝負の良馬場で勝ち上がったのが約2年前の昔話。北海道の最後のレースが昨年のこのレースで1番人気3着。初の連対を外したことからも年齢的な衰えが否めなくなった。以後、勝ち鞍はあるものの、以前のような迫力が薄らいで、一過性のスランプとは思えぬ低調ぶり。休み明け(220000)、札幌(301000)、千七(501000)でローテーション、コース、距離は走る条件だが、重、不良(110003)に対して稍重(300000)だけにとにかく馬場回復を祈るだけ。 |