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札幌11R

3連単フォーメーション11、3、9、10、1⇒

11、3、9、10、1、8⇔5 (50点)

3連複BOX5、11、3、9、10、1

馬単BOX5、11、3、9、10、1

 

2週連続のスプリント重賞でメンバーレベルの低下。先週の北九州記念は同日の1000万と前半ラップ、レースの上がり時計、勝ち時計はほぼ互角。いずれも勝ち馬が番手から抜け出す勝ち方までが同じならば、完全に1600万に届かない重賞だったことが裏付けられる。年々低下するスプリント路線としても無様な結果。ハンデ戦から今週は別定に変わるものの、GⅠに直結するほどメンバーレベルは高くない。

波乱前提で狙いはノボバカラ。初芝の前走が驚きの内容だった。必要以上に置かれたものの、いきなりの最速上がりで芝初戦としては上々の試運転。さらに上がり33秒台がメンバー2頭だけで、勝ち馬より軽く上回ってNo3より0秒6も速い数字ならば芝適性はむしろ高いことがうかがえる。前走の上がり時計がそのままこのメンバーの千二限定比較でNo4。持ち時計もNo4ならば、キャリア2戦目の芝でさらなる良化が計算できる。シャープになった芝仕様の馬体。前半に置かれすぎなければもうひと花。

肝心な大一番でリズムを崩したモンドキャンノは陣営のレースマネージメントの悪さがすべてだった。あわよくば皐月賞へという青写真でもあったのか。朝日杯2着だけで色気が出すぎたならば笑いものレベルの最悪な判断。母は千~千二に良績集中のスプリンターでスプリンターしか育たない厩舎となれば、レース前から千八の結果は予測できただろう。スプリングSではなく、千六を経験していれば本番の結果も少なからず変わっていたはず。いずれにしてもいぜんスピード競馬に不安を残す現状のキャリア。前走メンバーで次走古馬相手だったのは1、4、5着馬。1着馬は重賞勝ちとなったが、ち切られた5、6着馬はいずれもフタ桁着順。休み明けで5戦ぶりのスプリント戦が初の古馬相手となって前日1番人気では妙味なし。

同じ3歳馬のメイスンジュニアも経験が必要か。持ち時計はメンバーNo12、単純比較の上がり時計でNo13。平凡すぎる数字が物語るスピードと瞬発力不足で、勝ちパターンが固まってない器用貧乏タイプに手詰まり感も感じる。確かに前走はひどい乗り方で大幅な割り引きが必要。重賞でいい馬に巡り合っても勝てない鞍上らしく、引っ掛かって回っただけの0秒7差に悲観することはないが、大幅な鞍上強化としてももうワンパンチほしいのが現状。

シュウジの淡泊さは致命的な欠点だ。乗り難しい癖馬で古馬重賞勝ちはわずか1つで昨年のこのレースより5キロも重い酷量を背負うならば、さすがにマジック連発の鞍上でも厳しい。持ち時計も上がり時計もごく標準レベル。控えた時点で馬券圏内から遠のくか。とにかく鞍上だけが頼り。

同日の古馬500万よりわずかに速いラップを刻んで好位から抜けてきた前走のイッテツは展開に恵まれただけ。1~5着まで上がり時計の差がわずか0秒1からもはっきり示された前残り。オープンに格上げしてからは不振というより単純なスピード不足で、重賞2度目ならばまだまだ経験レベル。

昨年の覇者ブランボヌールは試練が続く。3勝すべてが北海道という洋芝巧者もさすがに頭打ち状態。超早熟の評価を昨年で打ち破ったが、それでも単調で非力さの目立つレースぶりから以前の輝きを求めるのは苦しくなってきた。いずれにしてもこれまで55キロで掲示板なしは致命的。