13、8、6⇒13、8、6、15、1⇒
13、8、6、15、1、3 (48点)
13、8-13、8、6、15-
6、15、1、3、14 (19点)
13、8、6、15、1
2歳重賞で距離経験は大事な要素だが、このレースは別ものと考えていい。過去10年では前走で新馬千四を快勝した馬が4勝という事実。むしろスピード競馬を経験した馬に良績が目立っている。距離経験よりも時計や勝ちっぷりを重視。
シンデレラメイクの前走は圧巻の内容だった。鞍上の好プレーが勝因のひとつとはいえ、文句なしの勝ちっぷり。各馬が馬場悪化でラチから離れた道中だったが、この馬だけはピタリとラチ沿いを立ち回り、インズルから直線入口先頭。そこから徐々に外へコース変更して追うほどに伸びる瞬発力は豪快そのものだった。残り100から流したために最後のラップは平凡になったが、それでもズバ抜けた最速上がりに凄さ。メンバーNo3の上がり時計より0秒5も速い数字からもうかがえる。馬群にひるまず、自在に捌けるレース巧者。距離延長にマイナスイメージはない。
プレトリアの前走は致命的なスタートミスから大外ブン回しで直線一気の圧勝劇。時計そのものに価値を見出せなくても、メンバー3頭だけの上がり34秒台で最速上がりに完成度の高さが示されている。なるほど母はJRA未勝利で終わったものの、母母はダイワメジャーの全姉で旧新潟3歳S勝ち、桜花賞3着のダイワルージュという確かな下地。キャリアを積むごとに地力強化が確約できる超良血馬であることは間違いない。前走こそ追い込んだが、スタート良化で簡単に行きっぷり、レースぶりが一変する可能性は大きい。天性のスピードを信頼。
フロンティアは道中13秒台も含まれて実質ラスト3ハロンだけの競馬。それでも5着馬に1秒4もち切ったことが驚きで、2着馬は次走2着、3着馬がすでに勝ち上がって確かなレースレベルだったと断言できる。いかにもマイルまでのスピード体形で、目立つ好馬体からうかがえる2歳離れした完成度の高さ。前走はハナを切る気もなく、他馬が行かず押し出されて逃げに構えただけ。馬任せの折り合いで自身の地力は実証できる。
ムスコローソは時計よりもメンバー比較で判断するのが妥当か。少なくても時計的には何ら強調点を見出せないが、前走で5馬身差の子供扱いした2、3着馬がすでに勝ち上がっている事実。各馬が馬場を意識しすぎて直線はガラガラの内目をすんなり残り300で先頭。そこからも終始楽な手応えで突き抜ければ、ダイナカールの末裔としての威厳、存在感を十分に感じさせる。前走のメンバーNo2の上がり時計より0秒5、No3より0秒7も速い瞬発力を兼ね備えている馬にとって鞍上の過信だけが唯一の負けパターンか。 |