8、4、10⇒8、4、10、6⇒8、4、10、6、11 (27点)
8、4-8、4、10-10、6、11、12 (10点)
8⇒4、10、6、11 4、10、6⇒8 4⇔10
ダノンファンタジーは大事なGⅠで失速した。夏前デビューのディープ産駒の典型的な例ということ。ダノンプレミアムも同様だが、高いレベルでクラシック寸前までキープした馬よりも、ケイアイノーテック、ワグネリアンのように1度調子落ちから盛り返してきた馬に良績が集まりだしている。すでに距離に限界のあるマイラーとして完成された可能性は否めないが、十分な充電、長距離輸送なし、待望の距離短縮で少なくても以前の輝きを取り戻せる条件は揃っている。超高速馬場は理想どおり。楽勝があっていいイメージも残している。大一番に備えて脚を測るより、今後の路線を決めるためのレースにするのがセオリー。
ウィクトーリアは結局経験値の低さが最後になって響いた結果だろう。デビュー戦でレコード勝ちとはいえ、その後勝った2戦は相手にも流れにも恵まれた。3走前は逃げて上がりNo2を使って楽に振り切り、前々走は直線だけの上がり勝負。厳しいレースを未経験ではGⅠで通用しない裏付けだろう。レースレコードの前走は勝ち馬は別格として2、3、5着は好位からの粘り込み。この馬自身は上がりNo2の脚を使ったが、追い込めない高速決着で届かなかったのも仕方ない結果として受け止めるべき。母ブラックエンブレムの血の凄さから夏を境にもう一段階の成長が期待できるだけにダノンよりも魅力的。
シゲルピンクダイヤの前走は数字以上の馬体減に感じられた。初の長距離輸送が応えて、何より二千四にまったく適性のなかったスピード馬。チューリップ賞、桜花賞で連続の2着となった馬と思えぬ内容の前走は一過性のポカとして納得したい。前々走まで3戦連続の最速上がり。とりわけ3走前は勝ち馬ダノンより0秒4も上回った瞬発力は強烈なインパクトを残している。千六~千八で輝く原石は重賞勝ちも時間の問題。高速馬場の適性はNo1か。
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