３⇒１、８、７⇒１、８、７、５　(９点)

１⇒３⇒８、７、５　(３点)

復調したラッキーライラックがまさかの海外遠征。ようやく軌道に乗りかけてリズムが良くなっただけに再びスランプに陥っても驚かなくなった。前走が11キロ減。直線残り100では勝ちを意識できた勢いもあったが、終わってみればいい脚一瞬だけ。着差以上の完敗にも先行き不透明さが示されているか。一番の懸念材料は父オルフェということ。些細なことがきっかけでドン底まで落ちていく傾向が強まった悪癖持ちの血統ならば、ごく普通にひと叩き後が常識的。

インディチャンプの前走は初の叩き３戦目がすべてと割り切るしかない。休み明け(１１２１００)、叩き２戦目(４００１００)、叩き３戦目(０００００１)。ＧⅠ２勝馬にとってひと叩きが理想的なローテで休み明けも微妙な戦績。数字以上にコンパクトに映る馬体から一戦入魂タイプということが裏付けられている。海外とはいえ、前走はマイル戦で初の掲示板外。微妙なローテと良績のない距離でさらなる試練が待っているか。中山の急坂が合うイメージもない。

ダノンキングリーの死角は乗り役だけ。馬自身の数字は楽勝が計算できるほどズバ抜けている。千八２戦２勝は毎日王冠と共同通信杯。いずれも上がり32秒台の瞬発力という最速上がりの凄さで、マイルのスペシャリストが揃った前走はさすがに経験値の差がそのまま結果に直結したと割り切れる。行きたがる仕草がこれまで二千以上とはいえ、衰え顕著の鞍上は常に折り合い不安を抱えるのも事実。現役の中距離王を馬券圏外の結果となれば鞍上の引退勧告と断言できる。いつもの直線半ばでレースを捨てることだけは避けるべき。