HOME最新開催当日予想過去開催予想収支インフォメーション概要以前のくじら矢独りごと(休止)
東京裏読み
関東
1R2R
3R4R
10R11R12R
関西
1R3R4R5R6R10R11R12R
ローカル
1R2R
3R11R12R
JRAホームページ

東京11R穴推奨レース

3連単1軸マルチ12⇒5、16、2、14、18、3 (90点)

3連複フォーメーション5-12、16、2、14-

12、16、2、14、18、3、7 (18点)

馬単12⇒5、16、2、14、18、3

案の定、アーモンドアイは馬群に沈んだ。スローになりやすい有馬記念でまさか超ハイペースは誤算だったが、それでも無抵抗に終わったことが総体的に二千限界を示してきたカナロア産駒の象徴的な結果ということ。能力の高さとピークの状態だったからこそこなせた二千四。年齢的にも勢い的にも陰りの見え隠れしていた前走では納得の7着として割り切るしかない。もとより有馬記念は見向きもしてなかったローテ。熱発で香港回避も少なからず響いたか。いずれにしても以前の凄みは感じられなくなったのも事実。今回は前走以上に取捨に迷う。
確かにベストの距離というのは間違いない。異次元のスピードを誇るカナロア産駒にとって願ってもない牝馬限定のマイル戦だ。ただ、無敵に近かかった女王がいくら距離が長いとしても、無抵抗の失速はある程度の衰えがあることも無視できない。またドバイ開催中止でローテを変更したことがデジャヴー。前走の悪夢が頭をよぎる。
休み明け(601000)と叩き2戦目(200001)。実績も経験も断然ポン駆けベストは言うまでもなく、自信がみなぎるならば安田記念1本で十分だったと勘ぐりたくなる。能力的に二冠制覇は難しいことではないが、それは十分な間隔があっての話。この馬にとってなのか、厩舎的なのか、外厩に戻れないローテ間隔はある意味、博打的ローテとも思える。
いずれにしても数字を並べるならば、ここで大楽勝していい力関係。昨年の安田記念はスタート直後に致命的な不利があって1分30秒台は驚き以外何もない。エンジンのかかりが遅かったなどは素人レベルの見解で、上がり時計は勝ち馬を軽く凌いだ極限の32秒4。申し分ない反応と走りだったと示される数字で、単に前にいた馬もレベルが高く、止まらなかっただけだった。まともなスタートならば、昨年のように置かれることはない。
一番の問題はこの年齢になっても距離に一貫性がないことだろう。ごく普通の馬ならばいつスランプに陥っても驚かないほどの最悪なレースマネージメント。狂ったローテに、昨年同様に前の止まらぬ高速馬場など、本来絶対的な立場になるはずの馬でも意外なほど減点材料が多い。多少の疑りは必要。

打倒アーモンドとしてこれまでの実績から時計的に抵抗できる馬はいない。前日の馬場悪化から予想以上の回復の早さでジョッキーらの意識の乱れがひとつの波乱材料だろう。必要以上に各馬が前半で控えて極限の瞬発力勝負でフロック駆けに近い激走馬を見つけるしかない。
さすがにアーモンドが後ろから差される計算は成り立たない。じっくり構えすぎか、随所にみられるスタートミスか。いずれしてにもアーモンドより前々。逃げ~好位差しまでが該当馬だ。
突然の好走と凡走はプリモシーンの特性。まさに一世一代の走りが一番期待できる。昨年のレコードの2着やここ5戦で1番人気を3度の裏切り。強さとモロさこそがこの馬の特徴として納得できる。ディープ産駒としては珍しいタイプだが、はまった際は唸るほどの強さ。1分31秒台以下を3度経験で、古馬重賞勝ちの2勝はいずれも牡馬相手ということも胸を張れる。ハイレベルなレースでこそ真価発揮か。

ノームコアは枠順の悪さで割り引いただけ。好枠ならば主役として扱えるスピード、瞬発力、自在性。どれをとっても牝馬としては超一流のセンスを兼ね備えている。千六で1分30秒5、二千で1分58秒0は極限の時計勝負に強さ。千六は5戦以下のキャリアだが、上がり33秒台以下を5回経験(アーモンド6回、プリモシーン5回)していることも強調点。馬の気分というより鞍上の気分を損ねると直線早々にレースを捨てる鞍上を連続配置が唯一のウィークポイントだが、馬の能力そのものは牝馬GⅠに届くレベルであることは言うまでもない。前走は馬場というより流れに乗れずに直線早々で追うのを止めたという完全試走の叩き台。土曜日からもどうやら外差しはほぼ望み薄。スタート直後からある程度は出しに行くことが絶対条件になる。

阪神牝馬S組は勝ち馬以外、数字的な裏付けがまったくない。1分31秒台以下の決着ではフロック駆けも期待できないか。いかにも牝馬限定の重賞で数字的には古馬3勝クラス程度のレベルだった。唯一、見どころのあったサウンドキララでもさすがに一気の相手強化と大外枠で大幅な減点が必要となった。ここ3戦に限定しても上がり時計はメンバーNo4、3、2。見た目には瞬発力でねじ伏せたようにみえても結局、立ち回りのうまさで捌いていたことが数字に表れている。馬場の回復が早まるほど外差し不利がこれまでの傾向。スタート直後の位置取りがすべてのカギを握る。いずれしてもここは本当の試金石。