10、2、4、9⇒
10、2、4、9⇒10、2、4、9、1、3 (48点)
10-2、4、9、1-2、4、9、1、3、8、15 (18点)
10⇔2、4、9、1、3、8、15
まともな鞍上、まともな乗り方ならばハピは突き抜けていただろう。3角前からマクり始めるという"大井外回りの御法度"を大一番で行う鞍上の未熟さ。乗り慣れないコース、向正面までに置かれすぎたためのあせりだったとはいえ、明らかに鞍上が大井コースの特徴を知らないという驚きの知識、研究不足を露呈した。大井の直線約486メートルと東京の約501メートル。イメージ的には東京ダート二千百で3角前から大外を回ってビシバシ追い始めるといったイメージでいい。3角過ぎのコース取りはラチから6、7頭分も離れた大マクりで低く割り引いても歴史的に近い下手乗り。GⅠで2番人気の馬が御法度追いを行えば2度と同じ馬主、厩舎に乗れない大罪だったことは間違いない。もちろん、即1発レッドの乗り替わりが常識だが、それでも乗り替わりなしが甘々のJRAらしさと割り切るしかないか。勝ち馬より0秒5も速かった上がり時計でキャリア全4戦の最速上がりという完成度の高い馬の能力が減点材料の鞍上をどこまでカバーできるか。
結果的に大楽勝でもホウオウルーレットの前走はひやひやものだった。スローを鞍上のスタイルに無理やり合わせた追い込み競馬。これまでに経験のない徹底待機を無理強いさせても能力の違い、完成度の高さで唯一の上がり36秒台で突き抜けた。上がりNo2より1秒も速い最速上がりで、ハピと同レベルの爆発力を示している。鞍上の差、ダメージの少なさでこちらが一歩リードか。
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