11⇒2、15、14、8 (36点)
11、2、15、14、8 11⇔2、15、14、8
菊花賞2、3着馬が有馬記念の凡走ではっきりした世代レベルの低さ。しかも1頭はダービー馬にもかかわらず、まったく見せ場なしに終われば決定的な証。少なくてもタスティには瞬発力不足、ソールには早熟懸念がますます強まっている。
タスティエーラは案の定、展開だけ恵まれたダービー馬だったということ。近代競馬では致命的な瞬発力不足。スローか、超スローを何度も経験しながら上がり33秒5で大きな壁。最速上がり0回の差し馬はやはり限界点も早かった。直線でブレーキをかける不利があったとはいえ、前走は最速上がりより0秒6も遅い数字がダービー馬という威厳を感じさせない一番の要因か。いずれにしても時計と瞬発力を同時に求められる条件になればますます馬券から遠ざかる。
ソールオリエントにはこのまま低空飛行がしばらく続きそう。前走の不可解な1戦が余計なレース。前走後の状態が悪すぎて叩き良化のローテに切り替えたか。皐月賞馬を4歳3月に初ブリンカーを試すことに深刻さが示されているだろう。馬というより人に器用さが必需品にもかかわらず、ここ2戦でも4角ブン回しという新鮮味のない乗り方に終始すれば当然の結果だった。元サヤに戻して4角ブン回し確定。持ち時計も上がり時計もはっきり格下。いくらJRAでワースト級レベルになるGⅠレースでも変わるイメージは浮かばない。
4歳世代に怖さがなくても他世代もまた低調。ローシャムパークはまさに危うい人気馬だろう。絶対的に数字に頼りなさ。持ち時計No10を筆頭に上がり33秒台以下の経験はわずか1回だけ。最近には例のない3戦連続の休み明けというローテにも懸念材料がうかがえる。最近の3着以内でコース経験のなかったのが16年2着キタサンブラツク、20年3着ダノンキングリーだけが追い打ちのジンクスになる可能性が極めて高くなっている。ごく標準的な勝ち時計だったオールカマーも誇れる数字は何もないのが現実。いくらか騎乗人気に嫌気が出る。
タスティ、ソールより同世代ベラジオオペラ狙いが正解だ。2頭より確実な頼もしさ。ほぼすべての数字で2頭を上回っている。むしろこの馬が格下的な存在になっていること自体が驚き。上がり33秒台以下はソールより上回り、タスティと同じ3回。古馬相手に連対を外した2頭に対して、この馬は前走でしっかり結果を残した。メンバーレベルの強弱を割り引いても前走の最速上がりは完成度の高さを納得させて、わずか3頭の上がり34秒台の数字だけに価値を見出せる。皐月賞は超ハイペースをなぜか積極策で位置を取りに行くというペース音痴の鞍上らしい大へぐりの一過性のポカ。キャリア通算(410101)で4着が同タイムならばほぼ完璧に近い実績。持ち時計が2頭より速く、勢いあるカナロア産駒が距離短縮という勝ちパターンならば少なくても同世代で筆頭の扱いが可能になる。
|