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  1⇒7、8、6、15 (36点)
  1、7-1、7、8、6-8、6、15、10、11 (19点)
  1⇔7、8、6、15  7⇒8、6、15
 カナテープを蘇らせた絶好のコンビだった鞍上からのスイッチはどう考えても大幅な減点材料。そのコンビは2戦2勝でいずれも最速上がり。その他のコンビでは24年から6戦で3、2、3、4、6、2着で上がりランキングがNo7、7、9、6、7、5。半数が人気を下回る着順に加えて、致命的なのは瞬発力型が不発に近い状態で終わっていることに危機感を強めている。東京(441100)、休み明け(322102)で絶対的な自信のある条件とはいえ、千八(421202)で持ち時計No5という微妙な数字もイメージを悪くしているだろう。好位差しでは標準的な瞬発力しかないことを鞍上が理解して立ち回れるかどうか。超高速馬場で徹底待機は鞍上の技量が大きなウエイトを占めてくるだけに、人気になりすぎるとほぼローカル専門、GⅢのみの重賞勝ちという実績の鞍上に頼りなさがイメージ先行。 セキトバイーストには何の魅力も感じない。前走は展開に恵まれたことがすべてと割り切っている。同日の3歳未勝利に0秒3だけ上回った勝ち時計にどのような価値を見出せばいいのか。5ハロン通過で0秒8速いにもかかわらず、わずかな差はある意味衝撃的な結果。風が強まって直線は向かい風になったことを割り引いてもいいわけ無用の低レベルと断罪すべき。理想はハナか、2番手。少なくても4角先頭が好走パターンとなる注文付きの逃げ先行馬はもとより展開に左右されるモロさを抱える。 最強レベルの1勝牝馬。ボンドガールがまたも重賞2着で賞金を加算。前走で持ち時計も自身のベスト上がり時計も更新したとはいえ、過去10年で5ハロン通過が最速となって明白な追い込み競馬になったことが後押ししただけ。これまで最速上がり4回はすべて世代限定レース。前走の上がりNo4も含めて古馬相手には完全なる鋭さ負けが続いているのが現実。平凡な時計で経験不足の千八に加えて何より差しの利きにくい高速馬場では太刀打ちできる計算はもちろん、イメージさえ浮かばない。 牝馬限定重賞は古馬3勝で勝ち負けレベルで十分に太刀打ちできる。ラヴェルは一応の条件をクリアしているが、やはり通算(235104)の勝負弱さはネックになってくる。前走はレコード馬場でむしろ標準以下の勝ち時計。新鮮味のないコンビ続投でなおかつ勝ち鞍のない距離とコースが追い打ち。上がり35秒台で差せた前々走はすべての面で恵まれたと納得すべき。 アドマイヤマツリの前走は負けて強し。一番中身の濃い内容を褒めていいだろう。決め打ちの先行策が見事に裏目。両極端のペースになりやすいレースが今年は前々総崩れの追い込み競馬となって納得の7着だった。それでも着差は0秒3。重賞2戦目、GⅠ初挑戦で何より初のマイルでこれだけのパフォーマンスができたのは馬の能力の高さを示している。休み明け(210000)。得意の千八で前走より二、三枚落ちのメンバー相手ならば鞍上も確たる自信。キャリア2戦目にもかかわらず1分46秒5を叩き出したレースと同じ舞台ならば、少なくても1分45秒前後の計算が可能となる。 |