2、12、9→2、12、9、4→ 2、12、9、4、3、11 (36点) 9−2、12、4、3、11、16 テイエムオオタカの前々走は超スロー、前走も残って当然のラップを刻んで最後失速気味の内容に一抹の不安が残る。京王杯はグランプリボスに0秒4差、2歳暮れの時点では中山千二1分8秒9など重賞実績、持ち時計は群を抜く実績を残してきただけに、千六以上に距離の限界があるスプリンターとして前2走は割り切るべきか。いずれにしても距離短縮で真価が問われる。 柔軟性がほしい捌きの堅さはいかにもダート馬だが、アフリカンハンターには見た目以上の期待がかかる。前々走は交わすのに苦労したが、前走は直線交わす際に並ぶ前から流して最速上がり36秒3が器の違い。デビュー戦の惨敗は芝適性云々より距離が敗因の比重も大きく、単純に芝がまったく走らないわけではないだろう。本質を問う試走レースでも秘めた能力はヒケを取らない。 マジカルポケットは好走条件が意外にも狭い。まずは距離に限界をはっきり示した。千六では見せ場もない2戦が限界スタミナの証。完璧な位置取りから不発に終わった前走は瞬発力勝負の弱さを露呈など、勝負が一気に決まるスプリント戦だけに活路を見出すしかなくなった。スローを最悪な位置取りから最速上がりで0秒5差だった前々走を改めて注目する。 ファーマクリームは前走で再び評価を上げてきた。裏街道の2勝馬で単調な先行馬としてのイメージが強かったが、前走は手探りの控える競馬で0秒3差に可能性を感じさせる。デビュー当初と真逆の追い込み競馬でいきなり33秒6の最速上がり。意外性のある牝馬が直線坂の中山コースにメドを立てたことも心強く、再び自在に立ち回って大駆けか。追い切り快調。
|
|
|