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中山裏読み

関東
11R

関西
11R

 

中山11R

3連単フォーメーション7、4→7、4、3、9、11→

7、4、3、9、11、10 (32点)

3、9、11→7、4→

3、9、11 (12点)

3連複フォーメーション7、4−7、4、3、9−

3、9、11、10、17 (19点)

キャプテントゥーレはトップハンデで勝てるほどの能力なのか疑問が残る。確かにここ最近の勝ち馬はヴィクトワールピサヒルノダムールルーラーシップなど一流馬がズラリと揃っているが、内容的には以前のような迫力を感じない。前3走はいずれも前々有利で勝てるレースラップ。とりわけ前2走は直線半ばでほぼセーフティリードながらゴール前の急失速がどうにも納得できない。勝ち馬から比較より3走前は不振のリーチザクラウン、前々走は格下だったタッチミーノットに迫られたことを強調すべきだろう。初のハンデ戦でポカを覚悟。

キャプテンを物差しにすればアドマイヤメジャーは見限れない。朝日CCで最速上がりから0秒4差。毎日王冠ではスマイルジャックペルーサにそれぞれ0秒3、0秒2差の接戦。4走前にはリルダヴァルより0秒5も上回る最速上がりで完封の実績は強烈なインパクトがある。前々走は休み明け、前走は後方であれだけ掛かれば、単純に鞍上との呼吸の悪さが敗因と納得できる。ラチに頼れる位置取りにこだわって変わる余地。

サンライズベガ狙いも悪くない。スタート上手な馬がまさかの前走出遅れ。完全にリズムを崩した不完全燃焼ならば、一過性のポカとして割り切れる。見た目に衰えをまったく感じさせず、7歳にしてピークに近づいた古豪。早仕掛けの粘り込みが好走パターンで少なくても新潟コースよりレースはしやすくなる。昨年秋、中山二千二百オールカマーで好調時のドリームジャーニーに0秒1差。

恵まれたメンバーで重賞勝ちのチャンスが最初で最後の可能性の高いオペラブラーボだが、頼りない乗り替わりで評価を一気に下げた。折り合いに苦労するタイプでないとしても、重賞未勝利の鞍上はいかにも心細い。前々走で完全復調のきっかけをつかんで連続33秒台の瞬発力。本来、主役として扱えるほどの充実ぶりを素直に強調できない。

いぜんとして古馬相手に掲示板も確保できない現状で、アニメイトバイオが前日2番人気は意外。展開的には絶好の流れだった前々走がいい脚一瞬だけ。前走は外から伸びかけるも、斤量が響いたのか、直線半ばには他馬と同じような平凡な脚色になっていた。数字ほど馬体の成長は感じられず、牡馬相手の重賞ではまだまだ課題が多い。きっかけ作り。

ダンツホウテイの前走は予想外のハナ選択だったが、バテそうで大バテしなかった内容を評価したい。重賞の入着ラインの壁はようやく打ち破れる感触をつかんだ。スタート直後に必要以上に絡まれて2着馬に0秒4差でもう一段階の成長の計算。4走前に負かしたセイクリッドバレーは直後のGV勝ち。前々走ではオペラブラーボに楽に先着している。

同型が強力になってシャドウゲイトは策がない。前々走は同日500万に5ハロンでわずか0秒5だけ速いという重賞としては超スロー。最後は完全失速の入線なら、残り100までの抵抗が限界だった前走も当然の結果だった。牝馬限定の路線にこだわってきた格下のイタリアンレッドとともに早々の脱落。

前走は超スローの直線だけの勝負で、マゼランは連勝中でも怖さがまったくない。条件どおりの時計で走ってきただけの中〜長距離型。いきなり重賞挑戦で結果を望むのは酷。道中ラチに頼れるコース取りで結果を残してきたコスモファントムが大外枠を引いてギブアップ状態。中山に苦手意識が否めないトウショウウェイヴも休み明けのダブルパンチでテッポー駆けがイメージできない。

ここまで低調な相手になればタッチミーノットの巻き返しか。前々走は上位馬よりわずかに劣る瞬発力だったにもかかわらず、相手有利となった前走で完全な鋭さ負けという失態。単純に10キロ増が響いたのか、単なる相手なりに動くタイプなのか。いずれにしても相性のいいコースで正念場を迎える。