HOME最新開催当日予想過去開催予想収支インフォメーション概要以前のくじら矢独りごと(休止)
 

新潟裏読み

関東
11R

関西
11R

 

 

新潟11R馬複3−11、14、5、2、10、9、7

3連単2軸マルチ3、11→14、5、2、10、9 (30点)

3、14→5、2、10 (18点)

3連複フォーメーション3−11、14、5、2−

11、14、5、2、10、9、7 (18点)

ヴュルデバンダムはゆったりしたローテーションならば、ジャスタ以上に期待していた。前走は勝ち時計よりも破格の上がり時計が強調点。上がりレースラップに10秒台が含まれる33秒8という前々有利の超スローで、中団後方から大外一気の考えれない差し切り勝ち。本来ならばロスの少ない立ち回りから33秒4の脚を使った2着馬の勝ちパターンだったが、さらにそれを上回ってメンバーNo3の上がり時計より1秒も速かった33秒0は、現時点の世代トップレベルといってもいい。手前の替え方のぎこちなさやモタれ気味など、まだまだ修正点があるだけにさらなるパフォーマンスが可能な感触。前走の仕上がりの良さがキープできるかどうか。中1週のローテの割り引きだけ。

ジャスタウェイのデビュー戦は衝撃的な強さだった。先週勝ち上がったディープ産駒のエネアドと比べものにならないほどの数字。上がり32秒5がフューチャーされたエネアドだが、勝ち時計そのものは1分38秒4と超低調な勝ち時計。実質3ハロンだけの競馬では当然と言える上がり時計だったが、ジャスタは勝ち時計も水準を上回って33秒3の末脚だから恐れ入る。追えば追うほど伸びていった爆発力は、まさに重賞級ということ。ローテーション的にも万全の態勢で挑める。

クイーンアルタミラは数字以上に貫禄を感じさせる。前走は渋った馬場で直一気。減速なしの上がりレースラップからもうかがえるスピード、パワーを兼ね備えたレース巧者は、ラチ沿いが荒れてきた直線長い新潟コースは願ってもない好条件だろう。このレースの傾向である人気薄の差し馬としてピタリとはまった。

ニンジャは幼さ同居も時計、勝ちっぷりの良さで注目できる。あえて控える競馬を選択から、前の馬を目標にしてじっくり追い出して最速上がりの直一気。いくらかササリ気味だったことを除けば、将来性を感じさせる好内容だった。位置取りをこだわらない自在性が魅力。

ニコールバローズは直線入口で他馬と接触しても動じず、ラチ沿いのコース選択が奏功して競り勝った。馬群から抜け出すまでが速い反応の良さで現状はスプリント向きが否めないが、超ハイペースと時計勝負を経験済みなのは心強い。馬体には良化余地。

ダローネガは強調点不足で評価を下げた。デビュー戦らしい直線勝負でも、上がりレースラップに12秒台が含まれる低調さ。勝ち時計そのものも驚くような数字ではない。3着馬と0秒7差と競り勝った相手のレベルの高さを重視しても、もうワンパンチほしい。

ハッシュドトーンはかなり仕掛けを我慢して弾けたが、何度も手前を替える若さは、真一文字の伸びとなったジャスタ比較でさすがに一枚落ちが否めない。2、3着馬が次走で馬券圏外となり、1番人気だった馬が惨敗。レースレベルは相当低いか。平凡な馬体からも上積みは微妙。

馬体の良かったモンストールは逆手前で最速上がりの前走が能力の片鱗。外コース替わりとベストに近いローテーションで色気が出る。エンジンのかかりが遅かったクリッピングエリアは併せ馬になってもうひと伸びなら、良馬場で集中力アップすればさらなる飛躍か。

先行馬フィロパトールラフレーズカフェが距離延長で取捨に悩むが、いずれも直線入口で引き付けて瞬発力勝負に競り勝てば単調な脚質ではないということ。番手に回った馬がペースを読み違えてマークが甘くなればハナ切った馬の逃げ残りも十分。