11、1→4、17、16、12、15(30点) 11、4→17、16、12 (18点) 11、10−11、10、1、4− 1、4、17、16、12、15 (24点) 今年9歳の高齢サンダルフォンは古豪健在を示している。常に置かれるズブさだが、ここ4戦はすべて1秒以内の着差。マクり気味に動いて同タイム2着となった4走前をきっかけに、再びいいリズムを取り戻している。各馬が外々を意識しすぎている中、ラチ沿いをスルスルと追い上げた3走前は流れがはまったとしても、前々走は骨っぽい相手に最速上がり。GTとしてはスローに近い前走の流れを後方直線だけの競馬で0秒9差なら悪くない。雨が強まった際は大幅な減点。 予想以上に馬場が悪化すれば、グランプリエンゼルの出番が回ってくる。道悪に良績を残して、何より同じ舞台のGTで0秒3差は胸を張れる。前走はあくまで距離がすべてと割り切れる大敗で、改めて良績を残してきた千二で注目。 大バテするようなラップでなかったエーシンダックマンの前走はひとまずGTの壁だろう。相手が上がって自分のスタイルで通用しなくなってきたが、スプリントとしては前々にこだわる同型が少ない。直線平坦の専門のスピード型かどうかをここで見極めたい。 ダッシャーゴーゴーは見込めたハンデで減点した。確かに重賞で上位常連の格上だが、道悪の59キロになると絶対的な存在にはなりにくい。圧勝が浮かぶ手ごたえの良さから追い負けた前走から、コース適性に疑問が残ったまま。前開催より軽い馬場になってどう転ぶか。 スプリングサンダーの前走は内枠が裏目に出た可能性が高い。鞍上特有の大外ブン回しで1秒差なら、これまでの好調さはキープしているということ。パワー馬場歓迎で、少々の雨には動じない実績を残している。久しぶりの千二で盲点になりそう。 好調エーシンヒットマンは恵まれた相手だけに初重賞挑戦でも格下感を感じないが、名手に乗り替わって本格化した事実。再び頼りない元の主戦に戻して半信半疑になるのも当然といえば当然だろう。馬場不問のオールラウンダーで、他馬が嫌がるほどの馬場悪化を待つ。 リーチザクラウンは前走だけで判断が難しいが、少なくても、わずか2戦目でスプリント戦を攻略する姿はまったく計算できない。衰えも隠せなくなってきた馬体の造り。気性が短距離型で走りが中、長距離型というアンバランスさ。よほどの刺激がない限りスプリント戦で花開くことは難しい。前走の最速上がりよりも強烈なきっかけがほしい。 これだけ実績馬とハンデ差があれば、軽量馬の完全無視はできない。オールブランニューは3戦連続の最速上がりの充実ぶりで裸当然のハンデ50キロ。切れ味にますます磨きがかかっている中で、直線の長さが生命線になるストレッチランナーの中京コース替わりは願ってもない好条件。 最近、顕著に叩き良化型の実績を残しているマジンプロスパーはひと叩き後の狙いがセオリーか。前走は4角の手ごたえ以上にしぶとさ発揮でも、未知なる道悪と中京コースで決定的な裏付けがない。人気になりすぎると妙味なし。
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