7、9、14 7、9、14→7、9、14→ 7、9、14、10、13 (18点) 7−9、14− 9、14、10、13、3、6、15(12点) シルクフォーチュンは千二〜千四ベストの直線勝負型。千六ではどうしても短距離ほどの凄みがなくなり、フェブラリーS、武蔵野S、南部杯など、あと一歩届かないレースが続いている。昨年のプロキオンS制覇はすべてにはまった感があったが、3走前の根岸Sで確信に変わった。とにかく直線の長さが生命線。直線長い東京ダート千四で力業からネジ伏せた内容は楽にGTレベルということを感じさせた。2着トウショウカズンは4戦連続で馬券圏内中。3着テスタマッタは次走フェブラリーS制覇。4着タイセイレジェンドは先月、スプリントの交流重賞2着。5着ダノンカモンは重賞上位常連の古豪、6着セイクリムズンが重賞4連勝中など、相手比較からも凄みが伝わってくる。前走はコースも条件も合わない交流GT。あくまで3走前と前々走が能力基準。 ファリダットはうれしい誤算だった。入着も遠くなった芝実績から引退間近だったが、初ダートとなった4走前で見事な転化。今年7歳になる高齢馬が完全に息を吹き返して、ピークだった3、4歳時を上回る勢い。休み明けと初ダートで手探りだった4走前は納得の0秒1差2着だったが、3走前は明らかにじっくり乗りすぎた位置取りの悪さ。前が止まらず、脚を余した4着なら悲観することはない。まるで芝のような超人的な末脚で前々走は最後流して大楽勝。前々走は直線半ばに外に出しても十分に間に合う切れ味で再びゴール前では流す余裕があった。絶好調時の芝で直線長い東京コースに良績を残せなかったのが唯一の懸念材料。意外にいい脚一瞬の可能性があるだけにひとまずシルクより評価を下げた。京都、阪神以外はまだまだ未知数。 東京ダート(3230)。左回りというよりシルク同様、脚質的に直線の長さがそのまま結果に比例するアドマイヤロイヤルは不気味な存在だ。東京1戦、阪神2戦でダート千四(0300)。東京より約150メートル短い阪神でも結果を残せば、距離の不安はまったくない。むしろダート千六(3130)に注目すべき。前走が久しぶり最速上がりで弾けるような瞬発力健在であることを示している。 インオラリオは良馬場になると前走が本来の姿でも、道悪の前々走でぶっち切り勝ちのレコード勝ちした事実は強烈なインパクトが残っている。昨年のプロキオンS5着からようやく2度目の重賞挑戦。昨年時とは比べものにならないほど地力強化している。 セレスハントはスピードを求められるJRA馬場で限界を示している。地方交流の千二で全力投球のスプリンターは入着目標。テイクアベットは逃げる形に固めて本格化だが、一気に直線の距離が延びる中京、さらに初重賞で逃げ切れるほど、ダート路線の層は薄くない。前走ではっきり距離の壁を感じさせたデュアルスウォードは千二のレースぶりと千四で内容が雲泥の差。前走は太めの誤算だったワールドワイドがどこまで仕上げてくるか。酷量を背負うスーニは時計勝負が確定的な道悪で万事休す。
|
|
|