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8−5、4、7、9、17、12、3 5−4、7、9、17 8、5、4→8、5、4、7、9→ 8、5、4、7、9、17 (48点) 8、5−8、5、4、7− 4、7、9、17、12、3 (24点) 特異な直線だけの重賞レース。実績、格などまったく関係なし。とにかく新潟直線千を経験した馬が絶対的に有利になってくる。見事なまでに人気馬上位は直線競馬が初経験。本来ならばビウイッチアス、ハクサンムーンが魅力な上がり馬だが、千二実績をそのまま額面どおりに受け取れないのがこの重賞の難しさ。斤量的にも勝ち負け可能な条件が揃って取捨に悩む。 重賞初挑戦でも狙ってみたいのが、直線競馬の申し子、アフォード。新潟直線千(1110)、絶対的な差のない持ち時計で十分に太刀打ちできる数字の裏付けも心強い。デビュー以来、徹底したスプリント路線で掲示板を外したのが2戦だけ。負けてもすべて0秒8差以内で、最近はますます安定感が増している。休み明けを苦にしない仕上がり早。走る条件は揃いすぎている。 エーシンヴァーゴウは重賞馬の意地で抵抗か。着差以上に完敗の前走は納得の世界レベルの高さ。3走前は休み明け、前々走はこの馬の位置取りでもハイペースだったレース運びのまずさが敗因と割り切れる内容ならば、良馬場で見直さなければならないだろう。この条件はすでに経験済みで圧倒的な持ち時計の53秒台。本来はテッポーOK。 レオンビスティーは見た目の良さと結果が直結しないが、それでも前2走で今までにない行きっぷりの良さ。現実に中山芝千二でビウイッチアスを完封実績。千六でも距離長い限定スタミナで、距離は短ければ短いほどしっくりくる。前走は初の古馬相手、それも重賞で3着馬に0秒7差なら悪くない。乗り替わりで刺激を期待。 ビウィッチアスはいぜん半信半疑。前走は同日の500万よりわずか0秒5上回ったラップで、前残り当然の緩い競馬。今年のクラシック時期も牡馬とのレースでは心身両面のモロさを露呈してきた牝馬が、わずか1戦だけで一変するとは考えにくい。魅力の軽量でも単あって連なしタイプとして疑って入る。 スプリンターとして生まれ変わったオウケンサクラは完全復活が目前。極度のスランプからは立ち直ったが、オークス馬としての威厳はまだまだ物足りない。瞬発力に切れ味を失って前々でどれだけ粘れるかが勝負になるジリ脚タイプは、スタートがすべてのカギを握る。 ジュエルオブナイルはモマれぬ位置取りが奏功した前走から、直線競馬はイメージどおり。ある程度のスタミナを求められた時点でギブアップになるモロさ同居だが、スタートさえ決めれば案外しぶとい牝馬。まずは馬体増から。 行くだけの韋駄天エーシンダックマンも正念場を迎えたか。ほぼ無抵抗の失速が続く近走で、はっきりGTレベルの差を痛感。平坦のスプリント戦に活路を見出したいだけに、手薄な相手の直線競馬は何より力が入る。ハナ切ることは間違いない。 大穴候補にスプラッシュエンド。道悪とはいえ、芝千二以下は3、1、12、3、1着。惨敗の1戦も着差は1秒。勝ち馬が逃げ切った典型的な前残り競馬なら、昇級戦をよく走っている。パワー型に映る見た目より芝の適性は高い。渋り目の馬場歓迎で雨を待つ。
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