13→6、2、11、1、5、9 13→6、2、11→ 6、2、11、1 (9点) 13−6、2、11、1、5、9 夏馬らしい上昇度。レインボーダリアが青写真どおり復活した。とりわけ北海道シリーズに強さを誇る牝馬。加えて千八(3443)。掲示板を外したのがわずか1度だけの絶対的な自信ある距離ならば、久しぶりの重賞とはいえ主役として扱うのは当然だろう。これまで4度の重賞挑戦は秋華賞8着(0秒7差)、福島牝馬Sは長期休養明けで3着馬に0秒3差の6着。エリ女0秒6差の5着はホエールキャプチャに接戦でさらなる進化を示している。ヴィクトリアMは徹底した中距離路線の馬が2年ぶりのマイルで戸惑いがすべて。札幌、函館ですべて掲示板確保のコース適性の高さからもうかがえる洋芝巧者に勝てる条件が揃った。 フミノイマージンは乗り替わりで簡単に軌道修正できる。前走は悪夢と言える直線のコース取りのまずさ。直線で前が壁になってまともに追えたのが残り100だけなら一過性の惨敗と割り切れる。10戦連続で重賞を使って2、1、6、1、3、8、1、4、3、15着。仕上がり早で確かなテッポー実績。さらに洋芝も無難にこなして距離はベストの千八など、すべての条件で好転している。前走で人気を落とせば妙味十分。 大事な一戦、いかも久しぶりのマイル挑戦でスタートミスという大失態のオールザットジャズは鞍上がGTの壁を作っていると割り切るしかない。ごく普通に折り合えば無様な競馬にならないほど実績を積み上げてきたが、同じコンビが続けば高いレベルのレースでは前走のようなミスが繰り返される可能性は高まる。いずれにしても鞍上のプレッシャーが軽減される牝馬限定重賞でGV2、1着の実績を改めて見直したい。得意な距離に戻して前々走までの4戦連続連対の勢いを取り戻す。洋芝もイメージどおり。 シースナイプは上がり馬らしい勢いが魅力。重賞2度目の挑戦で馬券に絡んできた前走が能力基準になる。総合力を求められたレースで0秒4差。直線ラチ沿いは馬場悪化にもかかわらず、勝負どころのひとマクりから直線は少し内目のコース取りで半ば先頭が数字以上の中身の濃さを表している。初の北海道シリーズ挑戦がどれだけ大きくのしかかるか。軽い芝の京都に良績集中はやはり気がかり。 仕掛けどころが難しいコスモネモシンが乗り替わって狙いづらくなった。直線平坦が走る条件だと前走ではっきりしたが、勝ち味の遅さはすでに矯正不可能。GV1勝、2着4度の実績で勝ち鞍が3歳1月以来なしでは、テン乗りの刺激は期待できない。やはり乗り慣れた主戦に乗り替わるまで評価を下げるべき。 オークスはドマイラーでもこなせるのが自論。アイムユアーズは千六までスピード型として見限る。初の古馬相手、さらに千八の距離で太刀打ちできるイメージがまったく浮かばない。同じくオークス以来となるミッドサマーフェアだが、モロさ同居の弱点が休み明けでいきなり解消されることはないだろう。3走前は道悪で時計がかかったこと。前々走は前日の未勝利とほぼ同じという超スローで単純な瞬発力勝負だったから好走しただけ。全体時計が求められて札幌競馬独特のマクり合いのサバイバルを耐えられるほどの強さは備わってない。 エリンコートは極度のスランプで立ち直るきっかけもうかがえない。ようやく順調に使えたが、前2走の直線のもがく姿は明らかにオークス馬の威厳を失っている。追い切りの動きに復調ムードで、札幌芝(1010)だけが救い。
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