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札幌裏読み

関東
11R

ローカル
11R

 

札幌11R3連単フォーメーション11、13、10→11、13、10、5→

11、13、10、5、6、7 (36点)

3連複フォーメーション11−13、10−

13、10、5、6、7、2、14 (11点)

洋芝はもちろん、直線の短さも理想的な条件。テイエムオオタカは前走で改めてコース適性の高さを示せば主役級の評価でいいだろう。直線入口で先頭に立ってそのまま押し切った着差以上の完勝は、相手が次走オープン特別勝ちだったことでますます評価が急上昇。何よりハナにこだわりがなくなって脚質に幅が出たことは4歳馬らしい成長力ということ。もとより昨年の函館スプリントSでカレンチャンと同タイム2着の実力馬が息を吹き返して初重賞制覇にリーチがかかる。

ドリームバレンチノは乗り替わりがどう転ぶかに焦点が絞られる。騎手とともに成長してきた人馬一体型。前走もどちらがトップジョッキーかわからないという見事な捌きで人気馬を競り落として初重賞制覇をもたらした。一旦下げて勝負どころでマクり気味に動いて絶対的な人気馬を寄せ付けない横綱相撲。馬を熟知している主戦らしい乗り方だった。8勝すべてが松山騎手で他の騎手では全敗。

ダッシャーゴーゴーはここで現状の能力がはっきりする。今までは鞍上の甘さ、展開負け、斤量泣きなどが敗因だったが、乗り替わっても結果の出ない前4走で評価が揺らぐ。3走前はこの馬の位置取りでもハイペースで積極策が裏目に出た。前々走は圧勝が浮かぶ手ごたえの良さで直線入口、楽に先頭に並びかけるが不可解な不発に終わっている。最後の頼りは斤量だけ。59キロを背負った直後の56キロなら手ごろな相手で裸同然。ここで見せ場がなければ秋以降のGTで狙い目なし。

スプリングサンダーの突然変身した要因は馬場がすべてか。年齢ほど痛みのないキャリアでまだまだ衰えるのは早いが、それでも得意の距離だった3走前で人気を裏切って馬券圏外になって実績を額面どおりに受け取れなくなっている。鞍上特有の流れ無視。4角ブン回す乗り方でも直線だけで届いた前走は直線の長さと道悪だったためと納得すれば、直線が一気に短くなり、例年より速い時計決着となっている札幌で連続好走の計算は難しい。工夫のない乗り方に徹する鞍上なら怖さはない。

押せ押せのローテーションを除けば、シュプリームギフトの勢いは脅威。洋芝巧者らしい上昇度で、一気に花開いた。負けたとはいえ、前々走もマクり合いを耐えて勝ち馬とほぼ同じ脚色。前走は前々走と同じ時計ながら上がり時計で、札幌としては脅威の33秒台へと突入している。千二は休み明けを除くと負けても0秒2差の(4101)。

レオンビスティーは絶好の展開で差し切れなかった前走が限界か。内々でじっくり折り合って直線入口では勝ちを意識できる手ごたえの良さ。スムーズに馬群を割って単純な鋭さ負けではオープンでの厚い壁は否めない。いずれにしてもまったくロスなく立ち回って1分8秒半ばが限界点。外を回れば1分9秒前後まで落ちる。

パドトロワの前走復活は条件が合っただけにすぎない。すでにゆっくり下り坂が否めない5歳馬。スタミナを問われない直線千で先行馬が飛ばしすぎもあって流れがはまった。前日の1000万とほぼ変わらない勝ち時計で、相手に恵まれたことがすべて。直線半ば失速した前々走が本来の姿と割り切れば、再び距離延長では直線半ばでもがき始める。