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中京裏読み
関東
11R
関西
11R

中京11R3連単1軸マルチ6→4、12、14、9、11、3 (90点)

3連複フォーメーション6-4、12、14-

4、12、14、9、11、3、7、1 (18点)

ザッハトルテのハンデ52キロは魅力的。初勝利に5戦、2勝目が500万で10戦目の地方交流、3勝目が1000万で11戦目の3走前という叩き上げの苦労馬だが、ようやく陣営がこの馬の特性をつかんだ最近の成績が本来の姿だろう。左回りというより、直線の長さが生命線。距離は千四でしっくりきた。決まって置かれるズブさは以前より解消して、常識に掛かってきたことは何より心強い。ダートに専念していた頃に比べると見違えるほど反応良化の瞬発力。時計の出る馬場なら千四で常に上がり33秒前後が計算できるまでに成長している。走るたびに時計短縮が底知れぬ成長力の証そのもの。キャリアの少ない千六、オープン経験がないにもかかわらず、GⅠの前走で0秒8に踏ん張れば悪くない。すべて掲示板確保の千四(2113)がスプリンターとしての資質の高さの片鱗。約1年ぶりの千二挑戦だが、本格化前に1分8秒3なら確実に時計は短縮できる。いずれにしても中京大歓迎。

サドンストームは確かに道悪巧者だが、次元の違う瞬発力でイメージどおりに突き抜けた前走こそが本来の姿だと確信している。スタートの大ミスが最後まで響いて展開負けの連続。3走前は過去10年で前半3ハロンが最遅ラップ。絶対的に前々有利の流れを4角ギブアップの位置取りでは手も足も出ないのも当然で、前々走はさらにひどかった。1頭だけ蚊帳の外という離れた最後方。スタート下手の馬にスタート下手な鞍上とのコンビがモロに裏目に出た結果だった。降級戦とはいえ、前走は数々の収穫を得ている。まずはスタート良化。いつもより前々で中団好位から折り合えたことに変身の兆しが感じられる。もとより京王杯0秒2差、朝日杯0秒6差、ファルコンS0秒5差、ニュージーランドT0秒7差、NHKマイル1秒6差、セントウルS0秒2差、京阪杯0秒5差、シルクS0秒6差、オーシャンS1秒9差。GⅠ以外の重賞で負けても0秒7差だった馬を手数なメンバーで崩れさせた前々走はいかに鞍上が下手に乗ったかが伝わるだろう。千二(4017)でも馬券を外した7度の着差は0秒6、0秒2、0秒1、0秒5、0秒6、0秒6、1秒9。まともな鞍上に乗り替われば、簡単に軌道修正。

ハクサンムーンの前走はほぼ単騎逃げ。同型揃いのGⅠと思えぬ予想外の展開の利で粘れたが、レースぶりそのものに強調点はない。手ごたえ十分で仕掛けを我慢した余裕があったが、やはり追い比べになると分が悪く、残り100で淡泊に交わされている。前走で楽にハナを譲ったアイラブリリも今回は主張が激しくなるのが当然の流れ。ハンデも見込まれすぎた。

休み明けのキョウワマグナムはもう少し時間がほしく、マジンプロスパーはどちらかといえば小回りベター。アイラブリリエーシンダックマンは迷いのない逃げになるハクサンの存在で微妙ならば、穴候補にヘニーハウンド。前走はまさかのダート挑戦だが、馬体そのものにスランプは感じられず、スタートミスでリズムに乗れなかった休み明け2戦からいくらか持ち直していることは事実。久しぶりの左回りの刺激を期待したい。