11、13→15、14、16、7、12 (30点)
11、15→14、16、7、12 (24点)
13-11、15、14-
11、15、14、16、7、12、1 (15点)
ガイヤースヴェルトは時計どおりの信頼を置けない。確かにデビュー戦の強さは一級品だったが、デビュー2戦目は直線坂でモタついてエンジンのかかりの遅さが響いた同タイム2着。芝の前2走はまだまだクリアしなければならない課題がさらに増えた。まずは前走で露呈した直線ラチに頼って苦しんで逆手前になる子供っぽさ。前走は明らかに時計勝負への限界。この2戦の経験でひと皮むける可能性も高いが、それでも勝ち負けになるとひとつ壁を感じる。あくまで連軸向きか。
ミエノワンダーは小回りになってどう立ち回るか。デビュー2戦目以外はスロー~超スロー。とりわけ前走は5ハロン通過で翌日の未勝利より2秒3も遅いラップ。直線入口で射程圏だった逃げ馬を捕まえ切れないのがこの馬の弱さかもしれない。エンジンのかかりが遅く、数字ほど切れない末脚ならば、前々走の好機のマクりがしっくりくるということ。とにかく強気に仕掛けたい。
インプロヴァイズはさらに試練が待っている。スタート下手と前半のズブさはもはや致命的。レースレベルが上がって壁に当たったように、工夫のない徹底待機策ではすでに限界がみえている。器用さが求められるコース替わりではひとまず経験の段階か。
フラムドグロワールは相手なりの評価がピタリとはまる。鞍上の好プレーで勝った5走前から入着ラインで行ったり来たり。GⅠで0秒5、0秒1、0秒5の着差は確かにここなら抜けた実戦だが、これまでの決め手に欠くレースぶりから一変する姿を計算しづらいのも事実だろう。上がり34秒前半で早くも壁。スローの瞬発力勝負で33秒台を求められると太刀打ちできない。
シンネンもフラムドと同じようなタイプ。崩れないが、勝ち切れないレースの連続。前々走でロゴタイプの0秒7、マイネルホウオウに0秒4差。前走でキズナの0秒4差ほどGⅠ馬に実力接近ということはない。鞍上が直線の追い比べで終始躊躇したような追い方となった前々走は不可解だったが、まったくロスなく立ち回って上がり35秒台が限界だった3走前や、バテた馬を交わす程度の前走が象徴的なジリっぽさ。ハナを切って完全燃焼。
有力馬がここまで弱点を抱えれば、ケイアイチョウサンの出番がある。初勝利に5戦もかかったが、直後の京成杯は休み明けにもかかわらず0秒2差。続く共同通信杯は瞬発力勝負の限界を露呈して惨敗は納得で、そこからひと息入れて2戦連続の最速上がりこそがこの馬の急速な成長過程を示している。直線内目を狙ったのが裏目に出て残り50までまったく追えず、古馬相手に0秒5差の前走はむしろ走ってる方だろう。馬体が戻って瞬発力に磨き。この重賞が古馬1000万レベルならますます自信度が増してくる。 |