12、4、11→12、4、11、9、5→
12、4、11、9、5、8、16 (60点)
12-4、11-
4、11、9、5、8、16、3、1、13、10 (17点)
エクスペディションはやはり走った。3走前、前々走の凡走から人気の盲点になっただけで、走らなかった理由ははっきりしていた。3走前は初千六の戸惑い、前々走は前日の3歳500万より5ハロン通過が遅いラップを後方から終始外々となった展開負け。前走は翌日の500万より遅いラップをいつも通りの後方から。直線は馬群を割って絶対的に前々有利の流れを中団差しで2着に価値があり、勝ち馬より中身の濃い内容だった。名手とはいえ、癖馬のテン乗りで若干の割り引きだが、掲示板を外したのが1度だけの二千(3214)なら心配無用。
マイネルラクリマは見事な復活となった。1年のブランクを感じさせない快進撃で、休養前よりレベルアップしたムードがある。朝日杯、NHKマイルでいずれも6着。NIKKEI賞2着、オールカマー6着、富士S3着を経てようやくたどり着いた京都金杯での重賞制覇。以後勝てないレースが続いて骨折休養だったが、長期休養明けの3走前が手探りの0秒6差。未知なる距離の前走は、最速上がりのおまけ付きで圧倒して古豪らしさを強烈にアピールした。前走はスローをじっくり乗りすぎた結果。直線入口の差がそのまま結果ならば、もう鞍上次第ということになるだろう。充実した馬体はとにかく際立つ。
サトノパンサーは乗り替わりがいい刺激になる。前走は未勝利レベルの超スロー。マクり合いになってじっくり仕掛けを我慢した馬が上位独占ならば、外を回って流れが向かなかったと割り切るべき。6走前が初の重賞挑戦で大惨敗から3走前の0秒2差が確かな成長過程。前々走、前走でダコールに0秒3、0秒7差ならばもう1段階の成長があっていい。今回斤量3キロの恩恵を受けて得意の小回り。二千(4207)で馬券を外した際の着差が0秒5、0秒7、1秒1、0秒4、0秒4、0秒5、1秒4でますます自信度が増す。
ダコールの特徴はまさに相手なり。これまで最速上がりが9度もある末脚自慢だが、なぜか勝ち切れない。重賞ロードに乗ったのが5走前としても、割り切れないもどかしさ。テッポーOK、二千はすべて4着以上の(2131)、経験済みの福島、手ごろなハンデと相手など、これだけ走る条件が揃いながら勝てなければもうチャンスは回ってこないだろう。手ごたえ十分に立ち回りながら直線で惨敗覚悟の接触によって勝機を逃した前走のリベンジ戦。
ナリタクリスタルは徹底した消極策の鞍上から乗り替わって期待した前走だったが、直線では終始窮屈な位置取り。切れる脚がなく、数字ほど鋭い脚を使えない馬にとって嫌気が出た可能性は否めない。超スローの上がり勝負とはいえ、前々走で初の上がり32秒台突入が古豪健在の証。スムーズに捌けなかった前走でも0秒5差ならば、7歳や斤量で割り引く必要はない。むしろ叩き2戦目で得意の小回りコース替わりを重視したい。
モンテエンは意外な重賞での厚い壁。マックスドリーム、タガノエルシコは小回りコースで実績を残しても、やはり必要以上に置かれる不器用さがネックになる。海外帰りのトレイルブレイザーは3走前で完全にリズムが狂ってひとまず復活へのきっかけ作り。長距離路線で完全なる頭打ちとなったユニバーサルバンクでも太刀打ちできる相手となった。古馬になって二千は2度経験。初の古馬相手となったオープン特別でダノンバラードを完封して、中日新聞杯は0秒4差。脚質的にも小回りベターは言うまでもない。 |