8→9、2、11、16、3→
9、2、11、16、3、4、14 (30点)
9、2、11、16→8→
9、2、11、16、3、4、14 (24点)
8-9、2、11-
9、2、11、16、3、4、14、13 (18点)
ゴールスキーは案の定、ダートで化けた。前々走も試運転としては十分すぎる内容だったが、前走は時計を含めても本物と確信できる好内容。4角ほぼギブアップの位置取りから脚を余した最速上がりで0秒1差。良馬場で上がりレースラップに11秒台が含まれるラップを中団から差してきたのだから恐れ入る。兄にゴールドアリュール。ここをあっさり勝てばダート界の新星誕生。
スタッドジェルランは正攻法で勝ち切った前走が見事。残り1ハロンで抜け出してそのまま押し切って2着馬に0秒1差の辛勝だが、相手は重賞レベルの上がり馬。3着馬に楽に先着した0秒5差が能力基準になる。掲示板を外したのが1度だけの千八(3434)ほど凄みはないが、千七(3302)も強調できる数字。2年ぶりの57キロを減点するより、叩き2戦目はすべて4着以上の(1401)に注目する。
前走はハイペースに巻き込まれて自滅したチョイワルグランパに妙味が出てきた。5走前と前々走で自己ベストが7歳にして自身ピークの証。展開に左右されやすいモロさ同居でも、過去にシリウスS3着やクラシカルノヴァの3着など忘れた頃に走る大駆けタイプで、展開負け直後の一戦は無視できない。
勝ち切れないまでもオープン特別で上位常連のタガノロックオンは連軸向きの中心馬。重賞みやこSで最速上がりの0秒2差が能力基準。その後手ごろな相手に勝てないのがこの馬の勝負弱さだが、乗り役泣かせの仕掛けのタイミングの難しさと納得すべき。前走は明らかな仕掛けの遅さが響いて脚をかなり余した0秒6差。乗り替わりなしの温情ならば、鞍上に結果だけが求められる。
アイファーソングは典型的な逃げ馬。ハナを切れなかった時点でレース終了の単調さだが、自分のスタイルを貫いた際のレースでは地力とパワーが活きてくる。理想的なステップとはいえ、前走は上がりレースラップに11秒台が含まれる完璧なレース運び。上位2頭が強すぎただけで、自身の良馬場の千八持ち時計1分52秒3から一気の時計短縮。5歳にしてまだまだ上り詰めることが可能な証としてはっきり示された。とにかくハナにこだわる問答無用の逃げ。
メテオロロジストはハナをあきらめて控える競馬に切り替えるならば怖さがなくなる。ハナを切った際のレースのインパクトが強烈な逃げ馬で、勝ちパターンの位置取りからゴール直前で交わされた前走こそが追い比べの弱さそのもの。同型馬が絶好枠、千八以上に良績集中、休み明けは今ひとつの実績。57キロを背負って人気を裏切って惨敗したマーチSの悪夢がよみがえる。
1年のブランクから立ち直りかけて再び休養入りしたフサイチセブンは素直に実績を信頼できない。休み明け(2002)、千七(4000)だが、さすがに7歳馬の長期休養明けは大幅な減点材料だろう。トップハンデを背負えばひとまず叩き台ムード。
スエズは入着ラインも遠のいてきたが、夏馬の真骨頂はこれからの可能性も否めない。千七(1411)、小倉(1400)。何より良馬場にもかかわらず、圧倒的なメンバー最速の持ち時計に大駆けムードをにおわせている。
グラッツィアは重賞経験を経てどれだけ成長を遂げているか。千七も小倉も休み明けもすべてに良績を残している5歳馬。ローマンレジェンド、ハタノヴァンクールなど一線級と比べると1枚落ちのメンバーなら仕上がりひとつ。 |