3→1、12、11、4、15
1、12、11→1、12、11、4→
1、12、11、4、15 (27点)
同型の逃げ馬が揃って外枠へ。ホウライアキコにとってますます条件が好転した。衝撃的な強さだったデビュー戦から理想的な間隔。軽く追っただけで直線半ば、セーフティリードの横綱相撲の反動は皆無といっていいだろう。本気で追えば軽く上がり33秒前半。最後流して上がりレースラップがすべて11秒台にこの馬の凄さが伝わってくる。単なる逃げ馬でもないスピード馬だが、ある程度ハナにこだわりたい。
ベルカントも負けてない。ほぼ同じラップを刻んでこちらはまったく追わず。ムチを使わず、持ったままで直線半ばから流しに入った内容なら、ホウライに0秒6差の時計はほぼ互角ということ。出負けから二の足の速さで主導権。外から被されることのない単騎逃げから一変して厳しい流れをどう立ち回るかがカギを握る。単あって連なしか。
完成度ならラブリープラネットだ。完璧な好位差しをいきなり初戦から披露。スムーズな折り合いで坂を上がってから理想的な伸びに、大人びたレースぶりが表れている。大外枠から最内枠、終始外々を立ち回った前走から真逆の位置取りを耐えれば上位確約。
将来性ならエイシンキサナドゥだ。デビュー戦は鞍上が自信を持って挑んで前評判どおりの強さ。4角で前が壁になる致命的なロスでも、慌てず騒がず大外へ持ち直してエンジン全開。性能の違いが明らかな瞬発力で直一気を決めている。同日2歳未勝利より1秒1も遅い時計だが、数字以上の中身の濃さだったことは間違いない。大型馬の叩き2戦目でさらなる上積み。
シゲルカガはツキに見放された大外枠を引いてトーンダウン。完璧なスタートとテンの速さ。4角前に同型馬を振り切って早々に勝負を決めた内容なら数字的にも納得。同日2歳未勝利に同タイムでホウライより評価を下げたが、叩いてからの上昇度はメンバーNo1を誇る。脚色の差があるとはいえ、ロードカナロア、ダッシャーゴーゴーを上回る坂路時計は圧巻だった。
未勝利勝ちですんなり出走できたマイネヴァリエンテはツキがある。逃げ差し自在で何より人気各馬より多いキャリア2戦が強み。押せ押せのローテーションに耐えた小柄な牝馬は脅威の存在になる。馬体重に注目。 |