4、5⇔4、5、11、7⇒4、5、11、7、6、1(40点)
スタートの良し悪しがそのまま結果に直結するアングライフェンはスタートがすべてのカギを握っている。まともに立ち回れば楽にGⅢレベル。二千(311102)に加えて二千の上がり時計比較ではこのメンバーNo2の数字に表れている。何より4走前の初重賞では同日未勝利の二千二より5ハロン通過で1秒1も遅いラップにもかかわらず、直線入口で離れたギブアップの位置取り。残り8~2ハロンまで加速するラップにもかかわらず0秒4差まで迫ったことで重賞級を確信した。3走前は完全に引っ掛かって鞍上の資質の低さとコンビ間の悪さで大敗したが、前々走は最速上がり、前走がメンバーNo2の上がり時計で勝ち上がれば格下感はない。とにかくスタートに集中。
ディープ産駒が5頭。ピークが短く、1度下降線を描くとV字回復のない産駒特徴からロートル馬エキストラエンド、クランモンタナは完全に見切っていいだろう。休み明け(111105)から叩き2戦目(400101)となるマーチンボロはひとまずここが正念場だが、まったく成長のない鞍上配置だったとはいえ、前走は残り1ハロンで圏外は着順、着差以上の完敗だったことは間違いない。小倉(310200)と二千(613104)で最後のチャンスか。
体型的にはマイラーだが、陣営はどうしても中距離に固執したいらしい。サトノラーゼンはダービー2着の実績が薄らぐほどスランプでもがいている。銀河系軍団らしい中途半端な休養の連続で立ち直るどころか、ますます深刻度を増している近況。馬体面ではまったく陰りを感じず、精神面のスランプだからこそ、復調に時間がかかっているのだろう。いかにも刺激待ちとなるが、同じ距離に固執する限り、驚くような変わり身がイメージできない。いずれにしてもきっかけ造りまで。
ダコールは現役馬ディープ産駒の牡馬の中で唯一といっていいほど好調期が長い。勝負弱さはすでに矯正不可能な血統的なものだが、休み明けでいきなりメンバーNo2の上がり時計は驚いた。叩き2戦目(012211)、二千(433514)に小倉(231101)なら、再び58キロを背負っても大幅な減点はない。GⅢは16戦して掲示板を外したのが3戦だけ。 |